小学校入学を控えた子供のために欠かせない準備のひとつがランドセル選びである。最近ではデザインやカラーバリエーションだけでなく、軽さや収納力、安全性など、選ぶポイントも多様化している。そこで、NEXERとララちゃんランドセルは共同で、全国の男女1,000名を対象に「ランドセル選びで重視したいこと」についてのアンケートを行った。
第1位に選ばれたのは「軽さ」で、198票を集めた。小学生の小さな体には、教科書や荷物の重さが大きな負担になることもあり、毎日背負うものだからこそ、できるだけ軽いランドセルを選びたいという声が多く集まった。アンケート回答者からは、「持って帰らなくちゃいけないものがたくさんあって、最終的にかなり重くなるから」(20代・女性)、「重いと骨格に影響が出るから」(20代・男子)などの意見が寄せられた。
第2位に選ばれたのは「耐久性」で、192票を集めた。ランドセルは6年間毎日使うものだからこそ、壊れにくく長持ちすることが重要視されている。活発に動き回る子供でも安心して使える丈夫さを求める声が多く、「途中で買い替えたくない」といった意見が多く寄せられた。
第3位に選ばれたのは「価格」で、159票を集めた。物価が高騰する中で、品質と価格のバランスを重視する家庭が増えている。「6年間使うとはいえ、高すぎるのは不安」といった声が目立ち、納得できる価格帯で安心して選べるかどうかが大きな決め手となっている。
第4位に選ばれたのは「フィット感」で、101票を集めた。子供の体格にしっかり合ったランドセルは、肩や腰への負担を軽減し、毎日の通学を快適にしてくれる。「背中にぴったり沿う感じが安心」「長時間背負っても疲れにくい」など、見た目だけでなく体に合うことを重視する傾向がうかがえた。
第5位に選ばれたのは「色」で、87票を集めた。最近では定番の赤や黒に限らず、パステルカラーやくすみカラーなど選択肢が豊富になっており、子供の個性や好みに合わせた色を選ぶ家庭が増えている。「子供が気に入った色を選ばせたい」「6年間飽きずに使える色にしたい」といった声が多くあがっていた。
第6位から第10位には、「デザイン」「収納しやすさ」「容量(サイズ)」「素材」「メーカー」がランクインした。デザインについては、「ずっと使うものだから自分の好みのデザインがいい」(30代・女性)といった意見があり、収納しやすさについては、「教科書や文房具などでパンパンになり、入れられるものに限りがあるのがストレスだった」(20代・男性)という声が寄せられた。
ランドセル選びで最も重視されていたのは「軽さ」だったが、続いて「耐久性」や「価格」と、機能性やコスパを重視する声も多くみられた。また、「フィット感」や「色」も毎日使うものとして重要なポイントとなっている。6年間使うランドセルだからこそ、デザインだけでなく使いやすさや体への負担も含めて、子供に合ったランドセルを選ぶことが大切である。