小1で「叱るより褒める」ほど自ら進んで勉強、5年間の追跡調査

 小学1年時に「しかるよりほめる」「ワークや教具を使って学習させている」ほど、小学2年時に子どもが自分から進んで勉強する傾向にあることが、ベネッセ教育総合研究所の調査結果より明らかになった。

教育・受験 小学生
 小学1年時に「しかるよりほめる」「ワークや教具を使って学習させている」ほど、小学2年時に子どもが自分から進んで勉強する傾向にあることが、ベネッセ教育総合研究所の調査結果より明らかになった。

 幼児期から小学生の家庭教育調査・縦断調査は、子どもが年少児から小学2年生までの縦断調査に5年間参加した全国の母親479名を対象に実施。初回は2012年1~2月、第1回は2013年1~2月、第2回は2014年1~2月、第3回は2015年3月、第4回は2016年2~3月に行った。幼児期から児童期に大切な「生活習慣」「学びに向かう力」「文字・数・思考」という3つの軸を設定し、調査した。

 前の学年が次の学年の成長にどう影響するのかを分析し、影響の大きかった力を抽出すると、幼児期では、「生活習慣」が「学びに向かう力」に影響を与え、「学びに向かう力」が「文字・数・思考」に影響を与えていることが明らかになった。

 小学1年時の親の関わりが小学2年生の「学習態度」にどう影響するかを分析した結果、「子どもの意欲を大切にする態度」と「学習環境を整える関わり」が影響していた。子どもの「勉強する態度」を構成する4項目がどれくらい身に付いているかを調べたところ、「大人に言われなくても自分から進んで勉強する」比率は、「子どもの意欲を大切にし、学習環境を整えた群」が76.2%、「“学習環境を整える”のみの群」が62.9%、「“意欲を大切にする”のみの群」が61.5%と、両方の働きかけを行っている方がどちらか一方を行うより効果的だった。

 親の具体的な関わりをみると、小学1年時に「しかるよりほめる」「ワークや教具を使って学習させている」ほど、小学2年時に子どもが自分から進んで勉強する傾向がみられた。また、「やろうとしているときに、最後までやらせるようにしている」「教具を使って学習させている」ほど、勉強していてわからない時に、自分で考え、解決しようとする傾向がみられた。
《工藤めぐみ》

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