文部科学省が2020年度より導入を予定している「大学入学共通テスト(仮称)」の方針に賛成している中高生は68.3%にのぼることが、受験生応援サイト「受験のミカタ」の調査結果より明らかになった。 調査は、「受験のミカタ」閲覧全ユーザーを対象に、新センターの実施方針についてアンケートを実施し、249人の回答を得た。実施期間は5月26日~6月8日。 現在のセンター試験は、すべてマークシート形式で行われている。この方式に満足しているか聞いたところ、「満足している」73.5%、「満足していない」18.9%と、7割以上が現在のセンター試験に満足していた。特に、2018年に大学受験を控える高校3年生は、「満足している」と回答した割合が83.8%と全学年の中でもっとも高かった。 2020年度より導入予定の「大学入学共通テスト(仮称)」は、暗記した知識だけではなく、思考力・判断力・表現力も評価されるような形式になるとされている。思考力・判断力・表現力も評価されるような新テストについて、「実施すべきだと考えている」68.3%、「実施すべきだとは考えていない」28.5%と、約7割が賛成だった。 また、現在のセンター試験に「満足している」と回答し、思考力・判断力・表現力も評価される試験を「実施すべきだと考えている」と回答した人は67.8%。一方、現在のセンター試験に「満足していない」と回答し、思考力・判断力・表現力も評価される試験を「実施すべきだと考えている」と回答した人は76.6%だった。現在のセンター試験に不満を感じている人だけでなく、満足している人も新テストに肯定的な人が約7割と多いことがわかった。