近大、24時間365日貸出可能な電子図書館システムを導入

 近畿大学は国内の私立大学として初めて、OverDrive Japanが提供するOverDriveの電子図書館システムを導入する。学生はスマホ・PCなどのデジタル端末からサイトにアクセスし、24時間どこからでも電子書籍などを借りることが可能になる。6月29日よりサービスが開始される。

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 近畿大学は国内の私立大学として初めて、OverDrive Japanが提供するOverDriveの電子図書館システムを導入する。学生はスマホ・PCなどのデジタル端末からサイトにアクセスし、24時間どこからでも電子書籍などを借りることが可能になる。6月29日よりサービスが開始される。

 今回導入される電子図書館システムを提供するOverDrive Japanは、メディアドゥと米国のOverDriveとの業務提携によって推進している電子図書館事業。OverDriveの電子図書館は、世界3万6千館以上の導入実績がある。近畿大学によると、国内の大学図書館としては福井大学についで2館目私立大学では初の導入だという。

 今回のシステム導入により、学生はスマートフォンやタブレット、PCなどのデジタル端末から電子図書館Webサイトにアクセスし、電子書籍やオーディオブックなどのデジタルコンテンツを、24時間どこからでも無料で借りることができる。

 また、留学などの海外滞在中も電子書籍の貸出しが可能となり、学生の留学生活をサポートする。学部を問わず利用の多い、英語多読本や旅行ガイドからサービス提供を開始し、今後は学生の海外留学が必修となっている国際学部の教員と連携した選書を始めるという。外国語コンテンツの提供数が多いOverDriveの電子図書館を存分に活用することで、学生の語学力の維持・向上に貢献する考え。

 近畿大学は2017年4月、東大阪キャンパス内に文理融合による実学教育のための拠点「ACADEMIC THEATER」をオープン。24時間利用可能な自習室や、マンガ約2万2千冊を含む約7万冊の本が配架された「BIBLIOTHEATER(ビブリオシアター)」を開設するなど、学生の学習支援強化に力を入れている。
《黄金崎綾乃》

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