フルノシステムズ、災害時にワンタッチで切替可能なWi-Fiソリューション発表

教育ICT 先生

 フルノシステムズは7月5日、アクセスポイントACERAシリーズの管理システム「UNIFAS」において、災害時にワンタッチでWi-Fi環境に切り替えられる「防災Wi-Fiソリューション」を発表した。「Wi-Fiモードセレクター」機能を利用し、緊急時にフリーWi-Fi環境を構築できる。

 フルノシステムズは、総務省が平成28年に策定した「防災等に資するWi-Fi環境の整備計画」を受け、3月から災害発生時の避難所運用に対応するWi-Fi環境の提供をスタート。各学校や施設内に設置した無線アクセスポイントを集中管理し、災害時には一括してWi-Fi環境を切り替えることができる無線LANネットワーク管理システム「UNIFAS」を提供してきた。

 7月5日には、既存アクセスポイントである同社のACERAシリーズを活用し、無線ネットワークを管理する同社システム「UNIFAS」に対応する鍵付きスイッチ「Wi-Fiモードセレクター」を発表。平時は授業や業務などに利用されているWi-Fiを、ワンタッチ操作でフリーWi-Fi環境に切り替えることができる。

 フルノシステムズによると、平時のWi-Fi環境は不特定多数からのアクセスを排除する高いセキュリティが求められるが、災害発生時には避難者が誰でもアクセスできることが必要である。しかし、無線LAN機器の設定画面を操作する際には手間や専門知識が必要だったことから、同社は専門者がいなくても操作できる「Wi-Fiモードセレクター」を考案。鍵を差し込んでスイッチを回すという、ワンタッチ操作で容易にWi-Fi環境を切り替えられるようになった。

 販売目標は年間50システム。

 文部科学省「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」によると、公立の小中高等学校、特別支援学校における普通教室の校内LAN整備率は87.7%まで普及しているものの、無線LAN設備率は平成28年3月1日現在で26.1%にとどまる。ICT教育導入のためだけでなく、公立校の約9割は避難所や避難場所に指定されていることから、Wi-Fi環境の整備は地域の防災拠点としても重要視されている。そこで、総務省は平成28年に「防災等に資するWi-Fi環境の整備計画」を策定。整備計画の対象を定め、Wi-Fi環境整備に向けた補助事業を推進している。対象は、避難所や避難場所に指定されている学校・市民センター・公民館・官公署などの防災拠点と、博物館や文化財、自然公園など、災害対応の強化が望まれる公的拠点
《佐藤亜希》

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