お弁当に便利なフードジャー、誤った使用でフタが危険物に

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東京くらしWEB「フードジャーを安全に使おう!」
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  • 東京都が行ったテスト内容
  • 放置テストの結果(概要)
  • 加温テストの結果(概要)
  • 消費者へのアドバイス
  • 消費者へのアドバイス
 東京都生活文化局は7月26日、商品テスト「フードジャーの安全性」結果を公表した。近年、人気を集めるフードジャーだが、閉めてあった蓋が飛んだなどの事例が報告されている。消費者へ向けて、飲食物をフードジャーに入れたまま長時間放置しないことなどを呼びかけた。

 手作り弁当の人気などでフードポットやスープジャーなどと呼ばれる食品用保温容器(フードジャー)の市場は急激に拡大。その一方で、フードジャーに関する消費生活相談が過去4年間で37件寄せられており、そのうち危害危険事例は14件だった。具体的には、「フードジャーの中のパスタを2日間放置後、開閉不可能になり、お湯で温めたところ爆発した」、「スープボトルで、閉めてあった蓋が勝手に飛んで顔に当たった」という事例があったという。

 フードジャーでは、口腔内や食品にも含まれる酵母・細菌などが中に入ると、腐敗や発酵で作り出される二酸化炭素により内圧が上昇すると考えられている。そのため、生活文化局は、食品から口腔内を通じてフードジャーの内容物を汚染する可能性のあるイースト菌を用いて、放置テストと加温テストを実施した。検体は容量約300ミリリットルのフードジャー4種類。

 その結果、放置テストでは放置しているだけで、最短13時間20分で勢いよく蓋が飛び上がったものがあった。また、加熱テストでは、蓋を熱湯につけて7~35秒で4検体中3検体の蓋が外れ、うち2検体では本体部が飛び上がったという。

 生活文化局では、飲食物をフードジャーに入れたまま長時間放置しないこと、フードジャーが開けられなくなった場合に温めないようにすることを消費者にアドバイス。開けられなくなった場合は、取扱説明書に従って対応し、それでも開かない場合や説明書に記載のない場合は販売元に問い合わせることを勧めている。

 また、事業者へはフードジャーに飲食物を長期間保存しないこと、蓋が開きづらい場合の対応法や外部から加温しないことを、取扱説明書などに表示するよう要望した。

 東京都では、フードジャーの蓋が飛ぶ瞬間の動画を公開している。YouTube東京都チャンネル、東京くらしWEBから閲覧できる。
《黄金崎綾乃》

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