採用大学増えるTEAP、7/23志願者は前年比170%増の8,099人

 日本英語検定協会は、7月23日に実施した2017年度第1回TEAP(Test of English for Academic Purposes)の総志願者数を発表した。総志願者は8,099人で、前年度第1回の総志願者4,739人から3,360人増(170%増)となった。

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 日本英語検定協会は、7月23日に実施した2017年度第1回TEAP(Test of English for Academic Purposes)の総志願者数を発表した。総志願者は8,099人で、前年度第1回の総志願者4,739人から3,360人増(170%増)となった。

 TEAPは、4技能型アカデミック英語能力判定試験。大学で学習・研究する際に必要とされる、英語で資料や文献を読む、英語で講義を受ける、英語で意見を述べる、英語で文章を書くといったアカデミックな場面での英語運用能力を測定する。難易度の目安は英検準2級~準1級程度。上智大学や立教大学など、多くの大学の入学試験に活用されている。

 7月23日に実施された2017年度第1回TEAPの総志願者数は、前年度同回比3,360人増(170%増)となる8,099人。

 日本英語検定協会はTEAP志願者の大幅な増加の要因として、「全国で英語の外部検定試験を入試に導入する主要大学が増加したこと。また、4技能のスコア提出を受験生に求める大学が増えたこと」「TEAPを採用する大学の増加に伴い、受験生にとっても外部検定試験で求められる基準スコアを取得すれば、第一志望校と併願校のいずれにも出願しやすくなるため、この併願パターンでの活用が広がっていること」「高校など団体単位での申込みが増加したこと。また、大学などが主催する個人向けTEAP関連の説明会への参加者が増えていることから、団体・個人ともにTEAPの関心度が高まり認知度が上がってきていること」をあげている。

 2017年度第2回TEAPは10月1日、第3回は12月3日に行われる。第2回TEAPは、コンビニ・郵便局ATM支払いの場合は8月27日まで、クレジットカード支払いの場合は9月7日まで申込みを受け付けている。

 志願者数の大幅な増加を受け、日本英語検定協会では前年度の申込者数に対して170~180%の席数を確保しているが、万が一、準備した受験地域ごとの席数を超える申込みがあった場合は、別日程を追加して対応する場合もあるという。受験地域ごとに全試験会場が満席になる可能性が見込まれた場合は、順次TEAPのWebサイトに公開される。詳細は、Webサイトで確認できる。
《外岡紘代》

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