子育てで負担が大きいもの、1位「学費」…月額2万7千円不足

 20~59歳の子どものいる既婚男女を対象に実施したアンケート調査によると、子育てにかかるお金のうち、負担が大きいと感じているものは、「学費」がトップであることが、明治安田生命が9月13日に発表した調査結果より明らかになった。

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子育てにおいてもっとも負担が大きいもの
  • 子育てにおいてもっとも負担が大きいもの
  • 子育てにおいて足りないと感じる金額(月額)
  • 子育て費用を確保するために必要なもの
  • 育児(0~6 歳児)に給与がもらえるとすると年収はいくらか
 20~59歳の子どものいる既婚男女を対象に実施したアンケート調査によると、子育てにかかるお金のうち、負担が大きいと感じているものは、「学費」がトップであることが、明治安田生命が9月13日に発表した調査結果より明らかになった。

 子育てに関するアンケート調査は、明治安田生命が20~59歳の子どものいる既婚男女を対象に実施し、1,032人の有効回答を得た。調査期間は8月9日~8月14日。

 子育てにかかるお金のうち、負担が大きいと感じているものは、1位「学費」44.5%、2位「習い事やお稽古事の費用」25.0%、3位「学習塾・家庭教師の費用」23.1%と、教育費がもっとも家計を圧迫していることがわかった。

 子育てで足りないと感じている金額は、平均で月額2万7,097円。一方、33.3%が「足りている」と回答した。不足額を補うために必要なものは、「もっと自身の収入が必要」が79.7%ともっとも多く、「もっと公的な支給が必要」70.3%、「もっと計画的な教育資金の積み立てが必要」58.8%、「もっと配偶者の収入が必要」58.5%、「もっと自身の節約が必要」56.0%などが続いた。

 育児に対して対価がもらえるとしたら年収ベースでいくらになるか聞いたところ、平均額は約237万5千円。男女別にみると、男性236万2千円、女性238万9千円と平均額に大きな差はみられなかった。しかし、「育児の対価を0円」と回答した人は、男性が11.5%と女性の3.3%を3倍以上上回った。一方、「500万円以上」と回答した人は、男性が8.4%と女性の3.7%を大きく上回り、育児を高く評価している男性の姿も垣間見られた。
《工藤めぐみ》

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