京大×漢検協会、漢字能力と「脳」の関係を共同研究

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漢字神経ネットワーク研究プロジェクト 提供:日本漢字能力検定協会
  • 漢字神経ネットワーク研究プロジェクト 提供:日本漢字能力検定協会
  • 日本漢字能力検定協会(漢検協会)
 日本漢字能力検定協会(漢検協会)と京都大学は2017年度から2019年度までの3年間、漢字・日本語学習の実態や効果を科学的に検証する共同研究プロジェクトを実施する。漢字能力と脳機能の関連性を解き明かし、漢字学習支援策の提言を目指す。

 おもな研究は「ライフサイクルにおける漢字神経ネットワークの学際研究(漢字神経ネットワーク研究)」と「人工知能(AI)による漢字・日本語学習研究」の2つ。漢字神経ネットワーク研究は、2017年度に大学生の漢字能力と思考力、認知症患者の漢字能力と認知機能の関連性などについて研究予定。

 AIによる研究ではおもに、自然言語処理研究・言語処理ツールの公開で実績を持つ京都大学が解析を担当。解析対象は、漢検協会の保有する出題ノウハウや採点結果など。漢検協会が提供するデータをもとに、京都大学の大規模コーパス・解析システムを合わせて活用することで、語彙の難易度や関連度の指標化、誤答の分類、学習者レベルに応じた妥当性の高い学習指針の提供を目指す。

 漢検協会は共同研究プロジェクト発足に際し「検定受検者のみならず、漢字・日本語学習者の学習意欲を喚起し、語彙や漢字能力獲得の機会を最大化することを目的としています」とコメント。日本語生活者にとって重要である一方、ひらがなやアルファベットに比べると覚えにくく忘れてしまいがちな文字である「漢字」について研究を進め、検定受検者のみならず漢字・日本語学習者の学習意欲を喚起し、語彙や漢字能力獲得の機会を最大化していくとしている。
《佐藤亜希》

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