JR九州は11月21日、筑肥線の九大学研都市駅(福岡市西区)で「軽量型ホームドア」の実証実験を始める。実証実験で使用するホームドアは、鉄道マニアとして知られる音楽プロデューサーの向谷実さんが社長を務める音楽館と、信号メーカーの日本信号が共同で開発。ドアの開口部にパイプを採用し、戸袋の部分もコンパクトにまとめられた。これにより軽量化が図られ、ホームの補強工事や設置工事を最小限に抑えられるという。軽量型ホームドアは九大学研都市駅ホーム2番のりば(筑前前原方面)に6両分整備。11月21日の初発から実証実験が始まる予定だ。九大学研都市駅は2005年9月に開業。翌10月に開校した九州大学伊都キャンパスが駅から5kmのところにあり、駅とキャンパスは路線バスで結ばれている。1日平均の利用者数(乗車)は2005年度が約1300人だったが、2016年度は約8300人に膨れあがっている。