一般入試入学者の割合、国立83%・私立48%…旺文社「大学の真の実力」刊行

 旺文社は9月30日、国公私立大学751校の入学者数や大学卒業後の進路などをまとめた「大学の真の実力 情報公開BOOK 2018年度版」を刊行した。一般入試入学者の割合は国立が83.1%、公立が71.6%、私立が47.9%だという。

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 旺文社は9月30日、国公私立大学751校の入学者数や大学卒業後の進路などをまとめた「大学の真の実力 情報公開BOOK 2018年度版」を刊行した。定価は2,484円(税込)。一般入試入学者の割合は国立が83.1%、公立が71.6%、私立が47.9%だという。

 「大学の真の実力 情報公開BOOK 2018年度版」は、2017年度に国内で学生募集した大学のうち、通信制のみの大学などを除く751大学から回答を得て作成したデータブック。入試方式ごとの入学者数や入学者の現役占有率、大学卒業後の進路など「大学の生情報」を掲載し、偏差値やイメージに隠された「大学の真の姿」をデータで明らかにしている

 一般入試入学者の割合は、国立大学が83.1%、公立大学が71.6%、私立大学が47.9%。私立大学の一般入試入学者の割合は国公立大学に比べて低く、半数近くの入学者が推薦入試やAO入試などによって入学している。なお、一般入試にはセンター試験利用を含む。

 私立大学全体の入学定員充足率は104.3%、入学定員割れ校は38.9%。その内訳をみると、大学の入学定員数によって差があることが明らかになった。入学定員充足率は、入学定員800人未満の大学は98.7%に対し、入学定員800人以上の大学は106.5%。入学定員割れ校は、入学定員800人未満の大学は199校に対し、入学定員800人以上の大学は22校で、小規模校大学が苦戦しているという。

 大学入学前に、入学予定者を対象に課題やテスト、授業等を行う「入学前教育」は、国立大学の7.4%、公立大学の18.4%、私立大学の62.9%が全学で実施しており、特に私立大学で積極的に行われていることがわかった。

◆大学の真の実力 情報公開BOOK 2018年度版
刊行日:2017年9月30日(土)
定価:2,484円(税込)
体裁:A4判・430ページ
内容:
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《工藤めぐみ》

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