山田進太郎D&I財団は2026年5月21日より、中高生女子を対象としたSTEM(理系)領域のツアー型体験プログラム「Girls Meet STEM」2026 夏ツアーの応募受付を開始する。2024年の開始以来、最大規模となる今回は、全国218企業・37大学・8高専などが参画し、北海道から九州まで全国で66のツアーを実施する。
日本のSTEM分野の学部(理工系学部)における女性比率は18.08%と、OECD加盟国の中でももっとも低い水準にとどまっている。同財団はこのSTEM領域におけるジェンダーギャップを構造的な課題として捉え、中高生女子のSTEM分野への進学やキャリア選択を後押しする事業を推進している。
「Girls Meet STEM」は、中高生女子が企業や大学、高等専門学校(高専)を訪問し、STEM領域で活躍する女性ロールモデルと交流するツアー型プログラムだ。2024年6月の開始以来、全国でのべ約1万1,000人の中高生女子が参加した。同財団が実施した参加者アンケートによると、体験後に「(文理選択で)理系を選択しようと思う」と答えた生徒の割合が5段階評価で平均0.55ポイント向上したほか、「理系学部に進学できる」という自信を示す項目は10段階評価で平均1ポイント以上向上するなど、ロールモデルとの出会いが理系選択やSTEM進学を後押しする効果が確認されている。
一方で、参加希望者が多いものの、ツアーで提供できる機会には限りがあるのが現状だ。2025年度はのべ1万2,921人の応募に対し、参加できたのは約半数の52%にとどまった。こうした状況を踏まえ、同財団は新たな機会の提供に乗り出す。従来から実施している個人対象の企業・大学訪問ツアーに加え、企業で働く女性たちによるトークセッションや交流をオンラインで行う「STEM Day」や、STEM領域で働く・学ぶ女性たちが学校に出向いて講演や対話を行う「STEM Week」を2026年夏より順次開始する予定だ。これにより、ロールモデルとの接触機会を地域や学校の枠を超えて広げ、より多くの女子生徒がSTEM分野への進路を具体的にイメージできる環境づくりを進めていく。
2026年夏ツアーでは、企業のオフィスや研究所の見学、最新技術の体験、ワークショップなどが企画されている。また、STEM領域で活躍する女性社員や研究者、大学・大学院生との座談会も行われる。対象は中学1年生から高校3年生までの女子生徒(性自認が女性である人を含む)。開催時期は2回に分かれており、第1弾は2026年7月18日から8月16日まで(応募締切6月23日)、第2弾は8月17日から8月31日まで(応募締切7月21日)となっている。ツアーは対面またはオンラインで実施され、一部のツアーでは保護者の参加も可能だ。定員を上回る申込みがあった場合は抽選となる。
同財団は、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の推進を通じて、誰もが能力を発揮できる社会を目指し、2021年7月1日にメルカリ代表執行役CEOの山田進太郎氏によって設立された。特にSTEM(理系)のジェンダーギャップに注目し、中高生女子のSTEM分野への進学やキャリア選択を支援する事業を展開している。同財団では、「Girls Meet STEM」に新たに参画する企業や大学、高専を募集している。
◆Girls Meet STEM2026夏ツアー
第1弾:2026年7月18日(土)~8月16日(日)
第2弾:2026年8月17日(月)~8月31日(月)
対象:中学1年生~高校3年生の女子(性自認が女性である人を含む)
会場:対面またはオンライン
応募締切日:第1弾6月23日(火)、第2弾7月21日(火)
※218企業・37大学・8高専が参画
※ツアーにより保護者も参加可
※定員を超えた場合抽選
※第2弾の詳細は6月24日(水)に発表予定
※日程は変更となる場合もある

