トビタテ!留学JAPAN、第8期派遣留学生に1,496人が応募…倍率3.0倍

 文部科学省は10月31日、おもに大学生を対象とする「官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム~」の第8期応募状況について発表した。採用予定500人のところ、1,496人の学生が応募した。応募倍率は3.0倍。

教育・受験 大学生
トビタテ!留学JAPAN
  • トビタテ!留学JAPAN
  • 平成30年度官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム~ 募集スケジュール(予定)
  • 文部科学省「官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム~」の第8期応募状況について
 文部科学省は10月31日、おもに大学生を対象とする「官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム~」の第8期応募状況について発表した。500人を採用予定のところ、1,496人の学生が応募した。応募倍率は3.0倍。

 「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」は、文部科学省主導のもと2014年に始まった官民協働の海外留学支援制度。東京オリンピック・パラリンピック開催年にあたる2020年までの7年間で、1万人の大学生や高校生を海外へ派遣することを目的としている。採用された生徒および学生は、「トビタテ生」として、海外留学費用や留学事前・事後に行う研修の提供を受ける。留学費の多くは、トビタテ!留学JAPANに賛同する企業・団体の寄附金によって賄われており、6月30日時点では210社・団体から116.8億円が支援されている。

 第8期派遣留学生は、「地域人材コース」を除き、7月3日から10月20日まで「理系、複合・融合系人材コース」「新興国コース」「世界トップレベル大学等コース」「多様性人材コース」の募集を行った。

 募集を締め切った結果、4コース全体の採用予定人数500人に対し1,496人が応募した。コースごとの採用予定人数と応募学生数、倍率はそれぞれ、「理系、複合・融合系人材コース」が220人に対し552人が応募し2.5倍、「新興国コース」が80人に対し182人が応募し2.3倍、「世界トップレベル大学等コース」が100人に対し185人が応募し1.9倍、「多様性人材コース」が100人に対し577人が応募し5.8倍。なお、平成30年度募集要項からは、「理系、複合・融合系人材コース」内に「未来テクノロジー人材枠」が新設されている。

 今後、11月上旬から下旬にかけて書面審査による一次審査を実施し、審査結果は12月中旬に通知予定。平成30年1月13日と14日には面接による二次審査を実施する。最終的な採否結果は、平成30年2月上旬に発表予定。

 トビタテ!留学JAPANのWebサイトでは、これから留学する、または留学中の学生に向け、留学体験談をもとに作成した「留学大図鑑」を公開している。留学中のよくある悩みや不安を解決するコンテンツを公開し、留学生活に役立ててほしいとしている。体験談は今後も追加予定。
《佐藤亜希》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top