河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2017年11月29日、2018年度入試情報として「私立大学・短期大学・大学校 初年度納付金一覧」を掲載した。各大学・学部の入学金や授業料、それらの費用を合計した初年度納入額のほか、別途必要な費用などをまとめている。 河合塾による初年度納付金の一覧は、学生募集要項などで判明したものをまとめたもの。原則2018年度入学生の納付金だが、参考として前年入学生の納付金のみを公表している大学についてはその数値を使用しているという。入学金、授業料(1年分)、施設費・教育充実費・研究資材費等、実習費などのほか、それらを合計した初年度納入額や1年次前期納入額を記載。備考欄では、教科書代や同窓会費、資格取得を希望する場合の履修費など、初年度納入額とは別に必要な費用についても確認できる。 たとえば、早稲田大学の入学金はいずれの学部も20万円。授業料(1年分)は、教育学部(理)(数学)や基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部の144万6,000円から、教育学部(教育)や法学部の96万円など、学部学科によって異なる。初年度納入額は、116万5,620円から174万9,000円となっている。 医歯薬学系は、そのほかの学系に比べ、初年度納入額が高額な傾向にある。たとえば、東北医科薬科大学(医)は650万7,800円、北里大学(医)は900万円、慶應義塾大学(医)は383万3,350円、東京歯科大学(歯)は945万7,000円のほか、川崎医科大学(医)の1,211万5,000円のように1千万円以上の大学もみられた。 2017年度の一般入試において志願者数が10万人を超えた明治大学の初年度納入額は、法学部が129万3,300円、商学部が128万9,000円、総合数理学部(現象数理)が175万1,000円など。同じく志願者数10万人超えの近畿大学は、国際学部が90万6,500円、理工学部が171万8,500円、医学部が680万4,500円など。 そのほか、Kei-Netでは2018年度入試情報として、給費生・特待生・奨学生入試を実施している大学などの受験料・学費に関する情報のほか、入試動向分析や入試難易予想ランキング表、入試科目に関する情報などを掲載している。
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