「大学入学共通テスト」プレテスト、英語に158校参加

 大学入試センターは2018年1月29日、2月に実施する大学入学共通テストに関わる試行調査(プレテスト)の概要を発表した。2017年11月実施に続き、外国語科(英語)について全国約158校で実施する。

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  • 大学入学共通テスト 平成30年2月実施のプレテストに参加する都道府県別協力校数および受検者数(平成30年1月29日時点)
 大学入試センターは2018年1月29日、2月に実施する大学入学共通テストに関わる試行調査(プレテスト)の概要を発表した。2017年11月実施に続き、全国158校(1月29日時点)で外国語科(英語)について実施する。

 大学入学共通テスト導入に向けた試行調査は、2020年度(平成32年度)から現行の大学入試センター試験に代わり実施される同テストについて、問題作成などに関わる検証を行うために実施されるもの。

 2017年11月の国語科、地理歴史科、公民科、数学科および理科の実施に引き続き、2018年2月13日から3月3日にかけては、外国語科(英語)の試行調査を実施する。

 対象は、1月29日時点で全国158校の高校および中等教育学校を予定。中等教育学校生徒を含む高校2年生6,720人を対象に、英語の筆記(リーディング)を80分、リスニングを30分実施する。都道府県別の協力校数はそれぞれ、東京都が17校、大阪府が9校、静岡県および愛知県が8校、神奈川県、京都府、福岡県が7校など。

 「大学入学共通テスト実施方針」では、2023年度までは大学入試センターが作問する外国語科「英語」の試験を実施し、各大学の判断で、同センターが作問する試験と「大学入試英語成績提供システム」に参加する英語民間資格・検定試験のいずれか、または双方を選択利用できるとしている。よって、同センターが作問する試験の出題内容や配点のバランスは検討が必要とされている。

 大学入試センターは、今回の試行調査をもって作問の在り方について検証したいとしている。
《佐藤亜希》

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