STEM分野vs経営学、学生の希望年収に最大5,145ドル差

 スウェーデンのユニバーサム・グローバル(Universum Global)は2018年1月18日(現地時間)、経営およびSTEM分野を専攻している学生を対象に行なった調査「The Global Cost of Talent 2017」の結果を発表した。

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 スウェーデン・ストックホルムに本社を置く人材ブランディング企業、ユニバーサム・グローバル(Universum Global)は2018年1月18日(現地時間)、経営およびSTEM分野を専攻している学生を対象に行なった調査「The Global Cost of Talent 2017」の結果を発表した。卒業後の希望年収をたずねたところ、経営を学ぶ学生よりもSTEM分野を学ぶ学生のほうが高年収を希望していることがわかった。

 「The Global Cost of Talent 2017」は、ユニバーサムがFacebookを通じて経営およびSTEM(Science:科学、Technology:技術、Engineering:工学、Mathematics:数学の頭文字)分野で学ぶ学生53万3,351人を対象に行なった調査。29か国の学生が参加し、卒業後最初に就職する企業で得たい年収について訪ねた(税別、賞与等を含む値)。なお、日本は調査に含まれていない。

 調査の結果、ブラジルのSTEM分野を専攻する学生は、経営学を専攻する学生のおよそ1.3倍の年収を求めていることがわかった。希望年収の差は、調査に協力した国のなかで最大の5,145ドルにおよぶ。男女別に見ると、カナダでSTEM分野を学ぶ男子学生は、経営を学ぶ男子学生より1.2倍の年収を希望していることがわかった。

 国別の希望年収を見ると、アジア太平洋地域でもっとも高い希望年収をあげたのはオーストラリアだった。経営分野の学生はおよそ4万5,000ドル、STEM分野の学生はおよそ4万5,500ドルを希望していた。西ヨーロッパではスイスの学生の希望年収が高い。経営、STEMいずれの分野でも、学生は7万ドル以上を希望していた。同エリアではデンマークも高い値を示しており、経営、STEM両分野で学ぶ学生は6万ドル以上の年収を希望している。東ヨーロッパではチェコが最高で、希望年収は両分野とも1万4千ドル以上だった。

 高額年収を希望している学生の志望する業界トップ3を見ると、経営学分野の学生は航空宇宙・防衛、不動産、金融サービスをあげていた。STEM分野の学生は金融サービス、航空宇宙・防衛、経営・戦略コンサルティング業界をあげた。両者の希望分野には重複が見られたほか、希望業界は国ごとに異なることがわかった。

 ユニバーサムによる調査「The Global Cost of Talent 2017」ではこのほか、経営学を学ぶ学生とSTEM分野を学ぶ学生について、希望する年収額の詳細や会社規模、男女の希望差などを調査している。ユニバーサムは国際的な人事ブランディング企業。世界150万人規模で実施可能な学生調査や、アメリカの「Fortune」誌が選ぶ「Fortune 500」などにランクインする企業を含む、世界2,000以上の企業等調査の実施に強みを持つ。
《佐藤亜希》

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