PISA2018の新調査、日本は不参加…1つの指標による順位付け懸念

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PISA2018「グローバル・コンピテンス」調査
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 OECD(経済協力開発機構)実施の学習到達度調査「PISA2018」で新たに導入される「グローバル・コンピテンス」調査について、文部科学省は日本の参加を見送ることを明らかにした。文化的多様性に対する価値観を1つの指標で順位付けされる懸念があるためだという。

 OECD生徒の学習到達度調査(PISA)は、15歳3か月以上16歳2か月以下の学校に通う生徒(日本では高校1年生)を対象に、これまでに身に付けてきた知識や技能を、実生活のさまざまな場面で直面する課題にどの程度活用できるかを測る調査。2000年より3年ごとに実施しており、2018年は「科学的リテラシー」「読解力」「数学的リテラシー」の3分野に関する学習到達度調査のほか、国際的な課題に関する理解や文化的多様性・寛容性に対する態度を評価するため、「グローバル・コンピテンス」調査を導入する。

 グローバル・コンピテンス調査は、OECDが各加盟国や専門的知見を有したアドバイザーと相談しながら作り上げた。質問を通じて、開放性や他者への敬意、責任といった生徒の態度、さらには人間の尊厳や文化的多様性に対する価値観などを分析するという。

 2018年実施のグローバル・コンピテンス調査にあたり、文部科学省は、文化的多様性に対する価値観を1つの指標で順位付けされる懸念などの問題から、日本の参加を見送る方針を決めた。今回は見送るが、次回2021年のグローバル・コンピテンス調査の参加については、検討するという。
《工藤めぐみ》

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