西武鉄道(西武)と東京地下鉄(東京メトロ)は3月28・29日、一部車両を「ファミリー専用車両」とした『S-TRAIN』を運行する。『S-TRAIN』は、平日が西武池袋線所沢~東京メトロ有楽町線豊洲間、土休日が西武秩父線西武秩父~横浜高速鉄道元町・中華街間で運行している有料座席指定列車で、西武鉄道の40000系電車を使用して、西武・東京メトロ・東京急行電鉄(東急)・横浜高速鉄道の4社が共同運行している。「ファミリー専用車両」は、3月28・29日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催されるファミリーイベント「かぞくみらいフェス2018」にちなんで、おむつ交換シートやトイレ、空気清浄機、パートナーゾーンといった、子供を伴なった乗客に配慮した設備を持つ『S-TRAIN』の利便性を体感してもらおうというもの。西武や東京メトロによると、在来線・通勤型車両でこのような試みが行なわれるのは、国内初だという。対象となる列車は、東京メトロ有楽町線有楽町駅(東京都千代田区)を18時07分に発車する所沢行き『S-TRAIN101号』で、3・4号車が「ファミリー専用車両」となる。「ファミリー専用車両」を利用する場合、座席指定券は不要だが、「かぞくみらいフェス2018」の東京メトロブースで、小学生以下の子供を伴なった人を対象に先着順に配布する整理券が必要。