女子中高生の8割がクラスLINEあり!クラス替えをしてもグループは残す
女子中高生のライフスタイルに切り離せないスマホ。スマホが学校生活にどのような影響を与えているかについて、調査を行いました。
以前、プリキャンティーンズラボで実施した調査でも、LINEを使う10代女子はほぼ100%といった結果もあるように、LINEは彼女たちの生活に身近なツールとなっています。
そこで、LINEが彼女たちの学校生活においてどのように使われているかを調査するため「クラスLINEはあるのか?」ということを彼女たちに尋ねました。クラスLINEとは、学校のクラスごとに作られるグループLINEのことです。クラスのメンバー(ないし先生)が追加されます。おもにクラスでの話題や学校行事の写真などを共有する場として機能しているようです。
こちらの存在について「ある(84.6%)」と答えた女子中高生は8割を超えました。ほとんどのクラスでLINEが活用されているようです。実際「体育祭などの学校行事の後は、(写真の送信ラッシュで)通知が鳴り止まない」という話を女子高生から聞いたことがあります。
![クラスLINEの有無[N=2,356 単一回答]](https://resemom.jp/imgs/zoom/198110.jpg)
ではクラス替えのタイミングではそのLINEはどうなるのでしょうか?
クラスLINEを抜けるタイミングがあるのかを聞いてみたところ、「抜けるつもりはない(30.4%)」が最多となり、ついで「わからない・決めていない(26.7%)」という回答が票を集めました。
![クラスLINEを抜けるタイミング[N=2,356 単一回答]](https://resemom.jp/imgs/zoom/198111.jpg)
回答を見るに、進級・進学をした後も進んでクラスLINEを抜けるという子は少数派のようです。クラスが変わってから更新頻度は落ちつつも、同窓会などの連絡用に残しておくという話を聞きました。
クラスLINEとは別に仲良しの子たちとはグループLINEを作るという話から、クラスLINEは事務連絡用として保存されているようです。
まとめ:女子中高生の変化しない特性、変化するデジタル環境
彼女たちのライフスタイルを追うに、女子中高生特有の文化は変わらず、取り巻く環境のみが変化しているように感じられます。
以前は直接手渡しするしかなかったノートの写しがLINE写真を使って共有され、欠席した際の事務連絡は固定電話からLINEにとってかわりました。学校行事の写真もLINEのアルバム機能を使って、全員が持つ写真のデータを共有しあうことが瞬時にできます。
彼女たちを取り巻くデジタル環境の変化がライフスタイルに大きく影響を与えているのはもちろんですが、変わらない文化が根底にあるということを考える結果となりました。
◆調査概要
調査テーマ:女子中高生の学校生活に関する調査
調査対象:スマホを所有している女子中高生
調査期間:2018年3月2日~2018年3月6日
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:2,356名
調査主体:プリキャンティーンズラボ
プリキャンティーンズラボ
「プリキャンティーンズラボ」(http://lab.prcm.jp/)とは、「プリキャン byGMO」が設立した、10代の女の子のスマートフォンライフや日常生活を調査・発表する GMO メディア社内に置かれた研究機関です。10代女子の日常生活を研究しています。