USB型ラズベリーパイ「触」Windowsでプログラミング環境を実現

 日本コンピュータ・エイディッド・テクノロジは、WindowsPCにUSBメモリを挿入するだけで、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)のプログラミング環境が実現できる「触(さわり)」を2018年4月18日に発売する。

教育ICT 先生
Raspberry Pi(ラズベリーパイ)のプログラミング環境が実現できる「触(さわり)」
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 日本コンピュータ・エイディッド・テクノロジは、WindowsPCにUSBメモリを挿入するだけで、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)のプログラミング環境が実現できる「触(さわり)」を2018年4月18日に発売する。価格は10個入りで9万8,000円(税込)。

 Raspberry Pi(ラズベリーパイ)は、イギリスのラズベリーパイ財団が開発した名刺サイズのボード型コンピューター。教育用PCとして2012年より出荷されている。電源を入れてすぐに使えるわけではなく、OSをダウンロードしてmicroSDカードにインストールしなければならない。また、システムの基本設定はコマンドで行う必要があり、セットアップに手間がかかる。

 「触(さわり)」は、ラズベリーパイを購入してセットアップしなくても、WindowsPCがあればラズベリーパイのプログラミング環境が実現できる。WindowsPCを利用することで、初心者でも抵抗なく使える。

 対応するWindowsPCは、USBブート可能で、64bit対応のマイクロプロセッサ搭載のもの。WindowsPCのマイクロプロセッサは使用するが、Windowsの基本ソフトは使わない。また、ハードディスクにはアクセスしない。

 ラズベリーパイには、スクラッチ(Scratch)、パイソン(Python)、HTML、ジャバスクリプト(JavaScript)など教室での学習に適した多数のプログラミング言語が標準でインストールされている。教室と家庭に両方にWindowsパソコンがあれば、「触」を持ち運ぶことで、同じプログラミング環境が利用できる。そのため、学習効果の向上が見込める。

 利用対象は、学校や塾、企業とし、10個入りのパッケージで販売する。価格は1パッケージ9万8,000円(税込)。大阪府下での販売開始を皮切りに、全国展開を予定している。無店舗直販で、購入はメールにて受け付ける。
《工藤めぐみ》

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