東京都が働くパパママの育休取得支援、応援企業に奨励金

 東京都は東京しごと財団と連携し「働くパパママ育休取得応援事業」の受付を平成30年5月15日より開始すると発表した。「働くママコース」「働くパパコース」の2つを設け、育児中の女性の就業継続や男性の育児休業取得を応援する企業に対し奨励金を交付する。

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働くパパママ育休取得応援事業 利用イメージ
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 東京都は東京しごと財団と連携し「働くパパママ育休取得応援事業」の受付を平成30年5月15日より開始すると発表した。「働くママコース」「働くパパコース」の2つを設け、育児中の女性の就業継続や男性の育児休業取得を応援する企業に対し奨励金を交付する。

 働くママコースでは、従業員に1年以上の育児休業を取得させ、育児中の雇用を継続する環境整備を行った企業に対し奨励金125万円を交付する。対象は都内中小企業で、1年以上の育児休業から平成30年5月15日以降に原職等に復帰し、復帰後3か月以上継続雇用されている都内在住の従業員がいることが応募要件。対象企業には「テレワーク制度を就業規則に定めること」など、環境整備として3つの取組み実施を求める。

 働くパパコースでは、男性従業員に連続した育児休業を取得させ、育児参加を促進した企業に対し最大で奨励金300万円を交付する。男性の育児休業取得率を高め女性の活躍推進を後押しすることがねらい。対象は都内企業で、平成30年5月15日以降に育児休業を開始し連続15日以上取得した後、原職等に復帰し復帰後3か月以上継続雇用されている都内在住の男性従業員がいることが応募要件。奨励金は連続15日の取得で25万円、以降15日にごとに25万円加算。上限は300万円。

 申請受付期間は、5月15日から平成31年3月29日まで。原職等復帰3か月経過後2か月以内が申請可能期間となる。募集規模は「働くママコース」が1,000件、「働くパパコース」が50件。申請は一事業者につき年度内に1回のみで、予算範囲を超えた場合は申請受付期間内でも受付を終了する。申請に関する詳細は5月15日以降東京しごと財団のWebサイトで確認できる。
《畑山望》

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