東京都の私立高校教育費の支援制度、6月中旬より申請受付開始

 東京都は2018年5月28日、私立高校などに通う生徒の教育費を支援する3つの制度について、Webサイトに掲載。都民対象の「授業料軽減助成金」「奨学給付金」は2018年6月22日より、全国一律の「就学支援金」は6月中旬より申請受付を開始する。

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東京都私学財団
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  • 「就学支援金」「授業料軽減助成金」「奨学給付金」の平成30年度における申請時期など
  • 「就学支援金」「授業料軽減助成金」「奨学給付金」の対象世帯別軽減額
 東京都は2018年5月28日、私立高校などに通う生徒の教育費を支援する3つの制度について、Webサイトに掲載。都民対象の「授業料軽減助成金」「奨学給付金」は2018年6月22日より、全国一律の「就学支援金」は6月中旬より申請受付を開始する。

 東京都は、「就学支援金」「授業料軽減助成金」「奨学給付金」の3つの制度で、私立学校などに通う生徒の教育費を支援している。全国一律の「就学支援金」制度は、授業料の一部に充てる費用として学校に交付。授業料の一部を助成する「授業料軽減助成金」と、授業料以外の教育費負担を軽減する「奨学給付金」は、東京都私学財団が実施する制度で、都内在住の保護者に対して支給される。

 支援制度による軽減額は世帯年収などによって異なり、年収目安約760万円未満の世帯については、就学支援金と授業料軽減助成金をあわせて、都内私立高校平均授業料相当額の44万9,000円(年額)まで支援を受けることができる。生活保護世帯や住民税が非課税または均等割のみの世帯には「奨学金給付」も支給される。

 また、「授業料軽減助成金」は、2018年度より支援対象を拡充。東京都認可の通信制高校(生徒非募集校を除く8校)や、生徒が学校の指定する都外の寮などに移り住む場合も対象となる。世帯年収などによって異なるが、年収目安約350万円~760万円の世帯では都認可私立通信制高校平均授業料相当額の22万3,000円が支給されるという。

 「就学支援金」の申請書は、在学する学校より入手し、2018年6月中旬~7月上旬の学校の定める提出期限までに提出する。「授業料軽減助成金」「奨学給付金」の申請書は、6月中旬以降に在学する学校から入手、または東京都私学財団Webサイトよりダウンロードして入手できる。申請期間は6月22日~7月31日、東京都私学財団まで提出する。

 なお、東京都認可の通信制高校の申請時期については10月ごろを予定。手続きなどは在学する学校を通じて改めて通知される。3つの制度は、対象となる学校の種別や対象世帯などが異なるため、東京都私学財団Webサイトにて詳細を確認すること。問合せは東京都私学就学支援金センターまで。
《黄金崎綾乃》

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