平成30年度版「科学技術白書」公表、論文数が減少

 文部科学省は平成30年6月12日、平成30年度版「科学技術白書」を公表した。科学技術イノベーションの基盤的な力のさらなる強化に向けて人材力、知の基盤、研究資金などに注目し、現状と課題を分析。今後の取組みの方向性を示している。

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 文部科学省は平成30年6月12日、平成30年度版「科学技術白書」を公表した。科学技術イノベーションの基盤的な力のさらなる強化に向けて人材力、知の基盤、研究資金などに注目し、現状と課題を分析。今後の取組みの方向性を示している。

 科学技術白書は、科学技術基本法第8条の規定に基づき、科学技術の振興について講じた施策を報告するもの。政府が6月12日に「平成29年度科学技術の振興に関する年次報告」として閣議決定した。

 「科学技術イノベーションの基盤的な力のさらなる強化に向けて」をテーマに「特集」「第1部」「第2部」で構成。表紙には、「平成30年版科学技術白書表紙絵・デザインコンクール」で最優秀作品に選ばれた渡辺知也さん(広島県立尾道特別支援学校6年)の絵を採用している。

 第1部は、論文の量・質の低下、大学発ベンチャーの成長、博士課程進学者・若手研究者の減少、新たな研究領域への挑戦の不足、研究開発費総額の伸びの停滞などについて記載。このうち、論文に関しては、論文数が減少し、国際比較した論文数ランキングや論文の質の高さを示す指標の一つである被引用数トップ10%補正論文数ランキングが低下している現状を示している。

 また、博士課程への社会人入学者が増加傾向にある一方、修士課程から博士課程への進学者数が減少傾向にあると指摘。博士人材のキャリアパスの不安定さ、在学中の経済的負担の不安、若手教員の任期付きポスト増などの現状を取り上げている。

 このほか、第2部では科学技術の振興に関して講じた施策として、政府や大学、産業界などにおける今後の方向性などを紹介している。
《奥山直美》

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