2018年、早くも関東甲信で梅雨明け…6月は統計史上初

 気象庁は、関東甲信地方で2018年は平年より22日早い6月29日ごろに梅雨明けしたと見られることを発表した。関東甲信地方では、1951年の統計開始以来、史上初の6月の梅雨明けとなった。

生活・健康 その他
2018年の梅雨明け
  • 2018年の梅雨明け
  • 2018年の梅雨入り
 気象庁は、関東甲信地方で2018年は平年より22日早い6月29日ごろに梅雨明けしたと見られることを発表した。関東甲信地方では、1951年の統計開始以来、初めての6月の梅雨明けとなった。

 気象庁では、現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、梅雨の入り明けの速報を「梅雨の時期に関する気象情報」として発表している。それによると、関東甲信地方は、6月6日ごろに梅雨入りし、6月29日ごろに梅雨明けしたと見られる。梅雨入りは平年より2日早く、昨年(2017年)より1日早い。

 気象予測をもとに行う梅雨の入り明けの速報とは別に、梅雨の季節が過ぎてから、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を行っている。1951年以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値)によると、関東甲信地方では6月に梅雨明けしたことはなかった。

 気象庁が2018年6月29日午前11時に発表した気象情報によると、向こう1週間も、引き続き太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多くなる見込み。

 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。後日、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を行い、その結果、梅雨の時期に関する気象情報で発表した期日が変更となる場合があるという。
《工藤めぐみ》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top