2018年度に学生募集した大学は768大学…最多の学科は?

 2018年4月入学者の学生募集を行った日本の大学は768大学で、このうち私立大学が589大学と74.7%を占めることが、旺文社教育情報センターが2018年7月に公表した調査結果より明らかになった。

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日本の大学数
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  • 2018年4月時点で全国にあるすべての学科を旺文社分類の71の学問分野に分類し、多い順に並べた表
  • 2018年4月時点で全国にあるすべての学科を旺文社分類の71の学問分野に分類し、多い順に並べた表(国公私立大別)
 2018年4月入学者の学生募集を行った日本の大学は768大学で、このうち私立大学が589大学と74.7%を占めることが、旺文社教育情報センターが2018年7月に公表した調査結果より明らかになった。

 旺文社教育情報センターが集計した大学・学部・学科は、「螢雪時代8月臨時増刊」編集にあたって実施した、各大学へのアンケートをもとにしたもの。

 2018年4月入学者の学生募集を行った日本の大学は768大学。このうち、私立大学が589大学、公立大学が90大学、国立大学が82大学、文部科学省所管外の大学校(学士の学位がとれる大学校)7大学校。私立大学が全体の74.7%を占めている。

 2018年4月時点で全国にあるすべての学科を旺文社分類の71の学問分野に分類すると、「経営学・経営情報学・商学・会計学」が473ともっとも多かった。多い理由として、「都市部や地方を問わず、全国各地で企業経営を支える実学であること」「学科の設置にあたり設備投資がかからないこと」「国際経営学科や経営情報学科など時代に応じて細分化していったこと」「かつての経営系の女子短大が共学4年制化したこと」などがあげられる。

 ついで、「社会学・観光学・メディア学」334、「語学」326、「医療・保健学」316、「国際関係学・国際文化学」301など。上位10分野中、文系の学問分野が7分野を占めた。

 国公私立大別にみると、国立大学は、工学系の学問分野が上位を占め、理系が多数ランクイン。公立大学は、「看護学」分野がもっとも多く、「医療・保健学」分野も上位に入った。私立大学は「経営学・経営情報学・商学・会計学」「文学」「経済学」分野のほか、「語学」「国際関係学・国際文化学」の国際系分野がランクインした。

 なお、文部科学省の学校基本調査は、日本に存在する大学数であり、募集停止をした大学や統合した大学でも、2~4年生が在籍していれば調査に含まれる。また、大学院しか持たない大学院も含まれる。たとえば、2017年度は学校基本調査では780大学であったのに対し、学生募集を行った大学は764大学だった。
《工藤めぐみ》

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