【大学受験】河合塾、私立大の入学志願動向調査…定員割れは2年連続減

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河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」
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 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」は2018年8月8日、入試情報に「私立大 定員割れ大学数は2年連続で減少」を掲載した。日本私立学校振興・共済事業団による2018年度の私立大学・短期大学の入学志願動向の調査結果から浮かび上がった特徴についてまとめている。

 2018年度の私立大学ののべ志願者数は415万8,495人となり、前年(2017年度)の388万2,572人から約27万6,000人増と大きく増加。一方で、合格者数は121万1,499人で、前年の123万8,559人から約2万7,000人減少した。

 河合塾によると、志願者数の増加には、複数方式に出願した際の受験料割引や、一度の出願で複数学部・学科を併願できる仕組みを導入する大学が増えたことが影響しているという。受験生1人あたりの出願校数が増加したことで、志願者数が増加したようだ。

 一方で、入学定員超過率の厳格化により都市部の大規模私立大を中心に定員超過を是正する動きがみられたことから、合格者数は減少している。また、こうした定員抑制の動きに伴い、私立大学入試が難化し、安全志向から志願者数が増加した面もあると分析している。

 私立大学の定員割れ学校数はここ2年でダウンしており、今春は36%にまで下降した。ただし、定員充足率50%未満となっている大学数は、3校増加して11校に。一部の大学では深刻度が増した状況となった。

 大学の規模別にみた定員充足率によると、入学定員400人を境に、定員規模の大きい大学群は100%を超えているが、規模の小さい大学群では定員割れとなっている。地域別の充足率は、北関東、南関東、東京、北陸、東海、近畿、九州などの地区で高い。一方、四国は88.6%と、地域別でもっとも低い充足率だった。

 学部系統別にみた定員充足率によると、体育学106.4%、社会科学系104.5%、人文科学系104.0%などが高い。一方で、歯学81.3%、薬学95.6%、家政学97.5%などは100%を割り込んだ。薬学は志願倍率8.8倍と高倍率にも関わらず、定員充足率が低くなっている。

 なお、私立短期大の志願者数は、前年(2017年度)より約2,700人減の7万5,629人。今春に3校で募集停止となり入学定員は約1,000人減少したが、定員充足率は88.1%にとどまった。
《黄金崎綾乃》

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