就活生、ギリギリ出社「なし」約6割…社会人は容認傾向

 学生の約6割は「入社をしたらギリギリ出社はなし」と考えているのに対して、社会人の約7割は「あり」と考えていることが、レバレジーズによる調査からわかった。また、半数以上の学生は、定時を過ぎてすぐに帰れないことは離職の原因につながると考えていた。

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ギリギリに出社はありか(左/就職活動中の学生調査、右/正社員・契約社員調査)
  • ギリギリに出社はありか(左/就職活動中の学生調査、右/正社員・契約社員調査)
  • 定時を過ぎてすぐに帰れないことは、離職の原因につながると思うか(学生調査)
  • 退社時間は定時を過ぎてから、どのくらいをイメージしているか(学生調査)
  • 始業時間よりどのくらい前に出社しようと考えているか(学生調査)
  • 働き方改革が進んでいる企業へ入社したいと思うか(学生調査)
 学生の約6割は「入社をしたらギリギリ出社はなし」と考えているのに対して、社会人の約7割は「あり」と考えていることが、レバレジーズによる調査からわかった。また、半数以上の学生は、定時を過ぎてすぐに帰れないことは離職の原因につながると考えていた。

 出社時間・退社時間に関する意識調査は、レバレジーズが運営する新卒向け就活エージェント「キャリアチケット」が実施。2018年9月7日~14日の期間で、調査対象の「キャリアチケット」登録者男女224名から回答を得た。また、一部の項目では、既卒・第二新卒向け就職活動支援サービス「ハタラクティブ」の正社員・契約社員の男女224名を対象に実施している。

 現在就職活動中の学生に「入社をしたらギリギリ出社はありか」と質問したところ、63.4%の学生がギリギリ出社は「なし」と回答。一方、正社員・契約社員に同様の質問をすると、71.4%がギリギリに出社は「あり」と答えている。学生と社会人では、出社時間に対する意識や考え方が異なることがわかった。

 また、56.2%の学生は、定時を過ぎてもすぐに退社できないことは離職の原因につながると考えている。退社時間のイメージを尋ねると、「1時間以内で退社」が42.1%を占め、ついで「30分以内で退社」26.8%、「2時間以内で退社」19.6%。7割近くの学生が、1時間以内に退社するイメージを持っている。

 一方、始業時間よりどのくらい前に出社しようと考えているかを尋ねると、33.6%が「30分前」、31.1%が「20分前」、23.8%が「10分前」と回答。そのほか、6.6%の学生は「1時間前」に出社しようと考えている。

 長時間労働の解消、高齢者の就労促進、非正規と正社員の格差是正など、国が進めている「働き方改革」。学生に「働き方改革」が進んでいる企業へ入社したいと思うかどうかを質問したところ、88.9%は「思う」と答えており、働き方を重視している学生が多いことがわかった。
《黄金崎綾乃》

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