赤ちゃん本舗は2018年11月14日、「2018年赤ちゃん命名・お名前ランキング」を発表した。男の子の1位は3年連続で「蓮(れん)」、女の子は「葵(あおい)」。8万件を超える調査件数をもとに、男女1位から100位までをランキング化している。 「2018年赤ちゃん命名・お名前ランキング」は、全国の赤ちゃん本舗の会員情報のうち、生年月日が2018年1月1日から10月31日までの赤ちゃんの名前を対象に調査したもの。男の子4万2,327件、女の子3万9,393件の合計8万1,720件の会員情報をもとにランキング化した。 男の子は3年連続で「蓮(おもな読み:れん)」が1位に。2位と3位はともに「翔」の字を使った名前がランクイン。2位は2017年の4位からランクアップした「大翔(ひろと)」、3位は2017年6位からランクアップした「陽翔(はると)」となった。スケールの大きい男の子に、という願いとともに、2018年メジャーリーグで活躍した大谷翔平の「翔」という漢字に注目が集まったとも考えられる。 女の子の1位は「葵(あおい)」。2016年の1位から2年ぶりに首位に返り咲いた。2位は2017年5位の「結菜(ゆうな)」、3位は2017年2位から1つランクを落とした「陽葵(ひまり)」。男女ともに古風な名前の人気が浮上しており、男の子の「大和(やまと)」「陸(りく)」、女の子の「紬(つむぎ)」「澪(みお)」がそれぞれ2017年からランクアップした。 男の子で100位内に9種類もの漢字でランクインしたもっとも人気の読みは「そうた」。藤井聡太七段や俳優の福士蒼汰など、各方面で活躍する人物の影響が考えられるという。また、NHKの連続ドラマ「半分、青い」の登場人物「律(りつ)」は、199位から21位と前年から大きくランクアップ。漢字は異なるが女の子の「芽依(めい)」も9位から5位にランクアップし、「半分、青い」で主演を務めた永野芽郁の影響が考えられるなど、人気ドラマや各方面で活躍する人物から名付ける傾向もみられた。 名前に使われる漢字の傾向は前年と大きく変わらず、男の子は「太」「大」「悠」といったおおらかなイメージを持つ漢字が引き続き多くみられた。また、空・月・太陽からイメージすることができる「陽」「蒼」「晴」「輝」の漢字も人気があり、2018年の特徴としては「生」「湊」が順位を伸ばした。女の子は「菜」「花」「莉」「咲」「桜」「華」「葵」など草花にまつわる漢字が上位にランクイン。特に「葵」「桜」が順位を伸ばした。 ランキングの詳細は赤ちゃん本舗のWebサイトで見ることができる。◆2018年 赤ちゃん命名・お名前ランキング【男の子】1位:蓮(れん)2位:大翔(ひろと)3位:陽翔(はると)4位:樹(いつき)5位:湊(みなと)6位:大和(やまと)7位:悠人(ゆうと)8位:悠真(ゆうま)9位:陽太(ようた)10位:結翔(ゆうと)【女の子】1位:葵(あおい)1位:結菜(ゆうな)3位:陽葵(ひまり) 4位:咲良(さくら)5位:芽依(めい)6位:結衣(ゆい)7位:凜(りん)8位:結愛(ゆあ)9位:陽菜(ひな)10位:莉子(りこ) ※かっこ内はおもな読み※女の子の7位「凜」はつくりの下部分が禾(のぎ)