沖縄県の無料塾、小中学生8割以上が「通って良かった」

 沖縄県は、準要保護世帯の児童らを対象に学習支援を行う子育て総合支援モデル事業を実施している。対象世帯の子どもが通える無料の学習支援教室について、82%の小中学生が「通って良かった」と回答。通って良かったところは、「勉強がわかるようになった」が最多だった。

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<小中学生>学習支援教室に通って良かったか
  • <小中学生>学習支援教室に通って良かったか
  • <小中学生>学習支援教室に通って良かったこと
  • <小中学生>学習支援教室に通う前と今の気持ち
  • <小中学生>学習支援教室に通う前と今の気持ち(グラフ)
  • <小中学生>学校以外の勉強時間(学習支援教室での学習時間も含む)
  • <保護者>学習支援教室に参加後の子どもの変化
 沖縄県は、準要保護世帯の児童らを対象に学習支援を行う子育て総合支援モデル事業を実施している。対象世帯の子どもが通える無料の学習支援教室について、82%の小中学生が「通って良かった」と回答。通って良かったところは、「勉強がわかるようになった」が最多だった。

 沖縄県が2012年度から実施している子育て総合支援モデル事業は、子どもの学習の遅れがその後の貧困の要因になることを防止することが目的。準要保護世帯の小中学生と、児童扶養手当受給世帯などの高校生を対象に学習支援・大学等進学促進支援を行っている。

 2017年度子育て総合支援モデル事業で支援した小中学生について、学習支援などの効果を把握するため、また、今後の学習支援などの見直し・改善のため、アンケートを実施した。小中学生対象のアンケートは377人、保護者対象のアンケートは156人から回答を得た。いずれも実施期間は2018年3月5日から3月26日。

 学習支援教室に通ってみて82%の小中学生が「良かった」と回答。良かったところは、「勉強がわかるようになった」284人がもっとも多く、ついで「友達がたくさんできた」169人、「塾の先生と会うのが楽しい」152人、「学校に行くのが楽しみになった」75人などが多かった。

 学習支援教室に通う前と今(通塾後)の気持ちを5段階で表すと、「勉強が楽しい」が1.05ポイント増。ほかにも、「頑張れば報われる」「友達と会うのが楽しい」「自分は価値のある人間だと思う」「自分の将来が楽しみ」など、いずれの項目においてもポイントが増えていた。

 学校以外で学習する時間(学習支援教室での学習時間を含む)は、教室に通う前は「30分」132人がもっとも多く「0分」も88人だったが、今(通塾後)は「2時間以上」123人、「1時間30分」96人、「1時間以内」64人の順に多かった。

 学習支援教室で楽しかった思い出を聞いた質問では、「自分で計画したことが実行でき、友達がたくさんできたので良かった」「話す量が増えた」「達成感があった」などの声が寄せられている。

 保護者に子どもの意欲などの変化について聞いたところ、「勉強に対する意欲が増えた」「自分自身を評価する姿勢・態度が良くなった」「学校以外の学習時間(学習教室での学習時間を含む)」などで変化がみられたという回答が多かった。
《外岡紘代》

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