固定電話離れが顕著、20代の金銭感覚についての意識調査

 SMBCコンシューマーファイナンスは10月2~3日の2日間、20~29歳の男女を対象に「20代の金銭感覚についての意識調査2018」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を2018年12月4日に公開した。

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日頃、自身が、「○○離れ」していると感じるものは?
  • 日頃、自身が、「○○離れ」していると感じるものは?
  • 分の好みに合うものや必要性があれば、積極的にお金をかけたいと感じるものは?
  • しようと思える年収は?
  • 世帯年収400万円で結婚や子育てをしようと思える割合
  • 所有しようと思える年収は?
  • 世帯年収400万円で自家用車や住宅を購入しようと思える割合
  • 恋人へ特別な日にプレゼント(例:クリスマスプレゼント)を贈るとき、 奮発して贈ることができるのはいくら相当のプレゼントか?
  • 恋人へ贈る特別な日のプレゼント予算の平均額
SMBCコンシューマーファイナンスは10月2~3日の2日間、20~29歳の男女を対象に「20代の金銭感覚についての意識調査2018」をインターネットリサーチで実施し、1000名の有効サンプルの集計結果を、12月4日に公開した(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)。

◆若者の“クルマ離れ”

最近、“若者の○○離れ”が指摘されるなど、20歳代の消費にはこれまでとは違った傾向がみられることがある。20歳代自身はどのような実感を持っているのか。自分自身が“○○離れ”していると感じるものを聞いたところ、「固定電話」が55.9%で最も多く、次いで「ゴルフ」、「合コン」、「新聞・雑誌」、「スキー」だった。バブル時代の若者に人気だったスポーツも現代では“○○離れ”になってしまった。

いっぽう、自分の好みに合うものや必要性があれば、積極的にお金をかけたいものを聞いたところ、「旅行」が45.0%で最も多く、次いで「友人との飲み会」、「自動車」、「マイホーム」、「映画」だった。若者の“クルマ離れ”と言われるが、「自動車」はお金をかけたいもので3位だ。「欲しいクルマがないことが、若者の“クルマ離れ”の原因なのでは」とSMBCコンシューマーファイナンスは指摘する。

◆自家用車を所有しようと思える割合は、年収400万円で4割

結婚や出産・子育てといったライフイベントでは、まとまったお金が必要となる。「結婚」をしようと思える世帯年収を聞いたところ、年収400万円でしようと思える割合(「年収400万円あれば」までの累計)が43.0%となった出産・子育てについてもみると、「出産・子育て(1人)」をしようと思える割合は、年収400万円で31.8%、「出産・子育て(2人)」をしようと思える割合は、年収400万円で20.3%となった。年収400万円で結婚や子育てをしようと思える割合を過去の調査結果と比較すると、昨年は下降傾向にあったものの、今年はいずれの項目でもわずかながら上昇傾向がみられた。

自家用車や住宅の購入についても、所有(または購入)しようと思える世帯年収額を聞いたところ、「自家用車」を所有しよう(購入しよう)と思える割合は、年収400万円で43.2%、年収500万円で59.4%、「住宅」を所有しよう(購入しよう)と思える割合は、年収400万円で18.0%、年収500万円で32.3%となった。

年収400万円で自家用車や住宅を購入しようと思う人の割合を婚姻状況別にみると、未婚者では「自家用車」が39.6%、「住宅」が16.5%、既婚者では「自家用車」が54.5%、「住宅」が22.6%だった。同じ世帯年収で比較した場合、未婚者よりも既婚者のほうが購入に前向きになれるようで、自家用車では半数以上になった。

◆特別な日のプレゼントの額は上昇傾向

「恋人」へ特別な日にプレゼント(クリスマスプレゼントなど)を贈るとき、奮発して贈ることができるのは、いくら相当のプレゼントまでかを聞いたところ、「1万円~2万円未満」(24.7%)に最も多くの回答が集まり、平均額は2万1982円となった。男女別にみると、平均額は男性2万3018円、女性2万0946円だった。

過去(2014~17年)の調査結果と比較すると、プレゼントにかけられる金額は年々上昇している。「今年のクリスマスプレゼントは昨年より少しいいものにしようと考えている20代もいるのではないか」と、SMBCコンシューマーファイナンス。

年収400万円あれば車を買いたい…20代の金銭感覚についての意識調査

《高木啓@レスポンス》

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