みずぼうそうに要注意…東京都が確実なワクチン接種を呼びかけ

 東京都は2018年12月20日、水痘(みずぼうそう)の第50週患者報告数が都の注意基準を超えことを公表。もっとも有効な予防策はワクチン接種であり、定期接種の対象期間(1~3歳未満・2回接種)に確実な接種を行うよう呼びかけた。

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東京都における水痘の発生状況(保健所管轄地域別)2018年第50週
  • 東京都における水痘の発生状況(保健所管轄地域別)2018年第50週
  • 東京都「水痘にご注意ください」
 東京都は2018年12月20日、水痘(みずぼうそう)の第50週患者報告数が都の注意基準を超えことを公表。もっとも有効な予防策はワクチン接種であり、定期接種の対象期間(1~3歳未満・2回接種)に確実な接種を行うよう呼びかけた。

 一般には「みずぼうそう」として知られる水痘は、水痘-帯状疱疹ウイルスによる感染症。潜伏期間は10~21日。特徴的な症状は水疱(水ぶくれ)と38度前後の発熱で、全身に直径3~5ミリメートル程度の丘疹(盛りあがった赤い発しん)が出現する。感染経路は空気感染や飛まつ感染、接触感染。通常は軽症だが、成人では重症化することがある。なお、一度の感染で生涯、その感染症にはかからない「終生免疫」を得ることが多い。

 東京都の水痘の患者発生状況を見ると、2018年第50週(12月10日~16日)における都内264か所の定点あたり患者報告数(都内全体)は0.77人。都では、注意報レベル(保健所単位で定点あたり1.0人/週)にある保健所の管内人口の合計が、都全体の人口の30%を超えた場合に都全体の注意報を発している。31保健所のうち9保健所が注意報レベルとなっており、管内人口の合計は都全体の35.8%。都の注意報基準を超えているため、注意喚起を行った。

 各保健所の報告数は、荒川区2.75人がもっとも多く、ついで墨田区2.60人、八王子市1.45人、文京1.25人、江東区1.11人、南多摩1.11人、多摩小平1.07人、世田谷1.06人、多摩府中1.05人。

 なお、警報・注意報基準値は定期的に評価・見直しを行っている。水痘は2018年9月から、注意報基準は定点あたり4.0/週から1.0/週に、警報基準は定点あたり7.0/週から2.0/週に変更。水痘は2015年以降、報告数が大きく減少しており、その中で流行を早期に探知し、注意を促すため見直しが行われた。

 水痘のもっとも有効な予防法は予防接種で、水痘ワクチンは2014年10月1日から定期接種となっている。東京都では、定期接種の対象期間(1~3歳未満・2回接種)に確実な接種を行うよう呼びかけている
《黄金崎綾乃》

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