医学部不正入試、定員超過を臨時的に認める…文科省

 不正入試の影響で、平成31年度(2019年度)医学部医学科の募集定員が減少することを受け、柴山昌彦文部科学大臣は2018年12月25日、臨時的な措置として追加合格で減員となる大学の定員超過を認める考えを明らかにした。

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 不正入試の影響で、平成31年度(2019年度)医学部医学科の募集定員が減少することを受け、柴山昌彦文部科学大臣は2018年12月25日、臨時的な措置として追加合格で減員となる大学の定員超過を認める考えを明らかにした。

 12月25日に行われた定例記者会見において、柴山大臣が発表した。12月18日の記者会見では、医師の需給推計に基づき、全体として過剰を招かないように配慮するとの政府方針を踏まえ、「定員増は極めて困難」と発言していたが、平成31年度入試を目前に控えた受験生への影響に考慮し、臨時的な緩和策を示した

 対象となるのは、医学部医学科入試で不適切な事案を認めた9大学。追加合格による募集定員の減員について、教育環境が確保されるなどを条件に定員超過によって緩和することを臨時的に認める。臨時的措置の詳細については、「可及的速やかに検討を進めることになる」と説明した。

 対象大学の措置活用の有無や対応状況は、文部科学省が公表するほか、各大学に対してもWebサイトなどで公表するよう促す。平成32年度以降の定員については、5年の期限を定めて臨時的に減員するなど調整を図るよう求めていく。

 記者会見では、受験生の立場に配慮し、「平成31年度入試に向け、各大学の特色等を踏まえて早くから志望校を定め、合格を目指して受験勉強に励んできた受験生にすでに出願手続きが始まっている大学があるというタイミングでこのような不適切な入試による影響が生じていることは大変遺憾」との発言もあった。

 なお、12月25日の柴山大臣の記者会見映像は、文部科学省Webサイトで公開している。医学部医学科の募集人員減への臨時的な措置については記者会見映像の2:40より視聴できる。

◆柴山昌彦文部科学大臣記者会見映像(2018年12月25日)


《奥山直美》

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