初開催だった昨年の反響や今年のこだわり、さらに今後の展開について、イベント開催事務局となる日本出版販売の商品開発部・池岡真裕子さんにお聞きしました。
コラボグッズが増え、来年は念願の大阪開催も決定!
--昨年の反響は?
池岡さん:はじめての取組みで正直どうなるか不安でしたが、結果的に3日間で2万5,000人という、予想を上回る数のお客さまにご来場いただきました。とくに会期終了後のSNSの反響が非常に大きく、インスタグラムとツイッターを合わせると、フォロワー数が3万5,000人くらいの人気アカウントになりました。
--2回目を開催する決め手になったことは?
池岡さん:前回出展のメーカーさんのほか、新規の方からも次回ぜひ出展したいというお問い合わせをたくさんいただいたことが大きいです。そのおかげで今回は、昨年の1.5倍となる計123社に出展いただき、スペースも2倍の規模になりました。
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お話をうかがった「文具女子博2018」事務局の池岡真裕子さん
--ターゲットである「文具女子」の位置づけは、前回と変わりましたか?
池岡さん:文房具好きの女性を中心にターゲティングしているところは、変わりません。ただ昨年の経験から、文具女子像がより具体的になりました。たとえば、自分だけのオリジナルが好きな方、手作り系が好きな方など、イメージが明確化しました。
--会場を見渡しても、自分だけのオリジナルグッズを作れるコーナーや限定のコラボ商品が増えました。その狙いは?
池岡さん:昨年、予想以上に反響があったのが、コラボグッズです。とくに定番商品とのコラボは、よりレア感があり、文具女子たちのときめきの的になることがわかりました。定番商品をモチーフに、ピンバッチにしてガチャガチャで販売しますが、これは新たな企画です。
また、憧れだった測量野帳やマッキーとのコラボなど、わかりやすい定番商品の良さをそのまま生かし、ぶらさずに提案しました。トートバッグは、各文房具メーカーさんの昔懐かしいレトロな文房具をプリントし、メーカー横断企画として、今回先行販売でご用意しました。正式には「Old Resta(オールドリスタ)」というブランド名で、ファミリーマートから2019年2月に発売予定です。
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だれもが知っているアイテムがピンバッチに。全20種類、どれが出るかはお楽しみ
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ピンクをまとった、かわいすぎる測量野帳に胸キュン!
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かわいくて懐かしいデザインに男子もワクワクしそう「Old Resta(オールドリスタ)」
--今後やりたい企画はや野望はありますか?
池岡さん:企画メンバーのなかでは、すでに次々アイデアがあがっています。今回実現した銀座 伊東屋 本店「G.Itoya」1階にある手作りレモネード・ジュースバー「Drink」とのコラボカフェは、昨年からの念願でもありました。今年はドリンクのみの提供でしたが、今後はコラボのフードにもトライしてみたいです!
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フレッシュレモネードのほか、文具女子博限定の竹炭パウダー入り「墨汁す」と、インクをイメージした赤紫蘇入り「Pink」も!
--前回開催後、2回目の要望や、関西など別エリアでの実施を望む声が多かったと思います。
池岡さん:はい。おかげさまで、すでに2019年12月に「文具女子博2019」の開催が決定しています。さらに、2019年春には、ご希望が多かった大阪開催も決定しました。詳細はまだ決まっていませんが、近いうちに公式サイトやSNSを通じてご報告ができればと思います。
--文具女子憧れのイベントが全国に広がっていきますね!本日はありがとうございました。
気になる「文具女子アワード2018」の結果は?
総勢103アイテムがエントリーした、注目の「文具女子アワード2018」。
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栄えある大賞は?
今年は、BGMの「マスキングテープ 女子文具」が受賞しました。おめでとうございます!
★大賞 BGM「マスキングテープ 女子文具」
受賞 カンミ堂「maco(マコ)」
受賞 RiraRiraはんこ「まもるくんプラカード ラバースタンプ」
受賞 古川紙工「紙製パン サンドイッチレター」
受賞 マークス「水性ペンで書けるマスキングテープ デザイン入り/マステ®」
遠方から訪れる方も多く、いまや男子も注目している「文具女子博2018」。昨年以上のスペシャル企画やノベルティに、オリジナル性を反映した約5万アイテムが一堂に会し、会場の熱気もがぜんアップ!初日は、平日にもかかわらず早朝から開場待ちの列ができるなど、計3日間でのべ3万5000人の動員を記録しました。
オリジナルノート製本などの体験型ブースは、連日早々に受付が終了。文房具の神社「文房宮」でおみくじが引けるなど、新たな企画も登場しました。また、日本ではなかなか入手できない台湾クリエーターやメイド・イン・台湾の文房具など、今後は海外グッズの出店にも注目です。さあ、3回目となる「文具女子博2019」、そして2019年春に初開催の大阪でも、ますます熱いイベントになること、間違いなしです!