【中学受験】難関校合格への費用は?

 中学合格者のある保護者は「塾の費用に270万円ほどかかりました」と応えていた。ほかにも「塾の授業料に400万円、そのほかに100万円程度」と話している保護者もいて、合格までに保護者の費用負担が大きいことがうかがえた。合格までの出費は、いかほどだろうか。

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 首都圏の中学受験も大詰めとなり、今週でほぼ終了する。最難関校のひとつ、開成中学校では2019年2月1日に入試が行われ、2月3日に合格発表が行われた。保護者は塾の費用に関する質問に「270万円ほどかかりました」と応えていた。ほかにも「塾の授業料に400万円、そのほかに100万円程度」と話している保護者もいて、合格までに保護者の負担も大きいことがうかがえた。

 合格までの出費は、いかほどだろうか。

 2019年度の開成中学校には、300名の定員に対して1,231名が出願、1,159名が受験し、396名が合格した。

 大手塾が発表している2月4日午後1時現在の開成の合格者数は、SAPIX小学部218名、早稲田アカデミー83名、日能研38名と、一部重複している児童がいる可能性もあるが、これらの塾出身者が合格者の大半を占めていることがわかる。

大手塾の授業料



 リセマムが2018年3月に実施した調査によると、各塾の費用は次のとおり。

SAPIX小学部の年間費用

2018年度の費用詳細
 1年生:約180,000円
 2年生:約220,000円
 3年生:約300,000円
 4年生:約580,000円
 5年生:約730,000円
 6年生:約1,340,000円
 (4~6年生:約265万円)

早稲田アカデミーの年間費用

2018年度の費用詳細
 1年生・2年生:240,100円
 3年生:312,224円
 4年生(4科):515,080円
 5年生(4科):779,280円
 6年生(4科):868,864円
 (4~6年生:約216万円)

日能研の年間費用

2018年度の費用詳細
・4科(Wコース)の場合
 4年生:約450,000万円
 5年生:約650,000万円
 6年生:約1,080,000万円
 (4~6年生:約218万円)

 入会金のほか、塾によっては入塾テスト、教材費や特別コースの受講料など別途費用も必要となる。また個別指導を併用しているケースも少なくない。志望校合格にはお子さん自身の努力はもちろんだが、保護者の努力も必要といえそうだ。
《綾瀬しづか》

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