2019年度SSH指定校が公表、新設「高大接続枠」に船橋高校ら内定

 文部科学省は2019年3月28日、2019年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校として、基礎枠(指定期間5年)に32校、科学技術人材育成重点枠(期間最長5年)に4校、科学技術人材育成重点枠の高大接続枠(期間最長5年)に1コンソーシアムを内定したと公表した。

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文部科学省「平成31年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校の内定等について」
  • 文部科学省「平成31年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校の内定等について」
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  • 2019年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)基礎枠 内定校の研究開発課題
  • 2019年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)基礎枠 内定校の研究開発課題
  • 2019年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)科学技術人材育成重点枠 内定校の研究開発課題
 文部科学省は2019年3月28日、2019年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校として、基礎枠(指定期間5年)に32校、科学技術人材育成重点枠(期間最長5年)に4校、科学技術人材育成重点枠の高大接続枠(期間最長5年)に1コンソーシアムを内定したと公表した。

 文部科学省では、将来の国際的な科学技術人材の育成を目指し、先進的な理数系教育を実施する高等学校を「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」として指定。その取組みを支援している。2019年度の応募状況によると、指定期間5年間(2019年度~2023年度)の基礎枠に58校、期間最長5年の科学技術人材育成重点枠に12校、2019年度より新設された科学技術人材育成重点枠の高大接続枠に3コンソーシアムが実施希望調査を提出。2019年3月28日、審査により内定した学校の内訳や各校の研究開発課題などを公表した。

 基礎枠には計32校が内定。新規性のあるカリキュラムなどの研究開発を行う「開発型」に、国立お茶の水女子大学附属、岩手県立一関第一高校・附属中学校、神奈川県立相模原高校、沖縄県立向陽高校など14校(国立1校、公立13校)。過去にも指定を受けている学校が今までに開発してきた教育課程などの実践的な研究開発を実施する「実践型」に、国立東京学芸大学附属国際中等教育学校、都立戸山高校、静岡県立浜松工業高校、市川高校・市川中学校など18校(国立1校、公立13校、私立4校)が指定された。

 また、基礎枠の取組みに加え、地域全体の理数教育の質の向上など、広域連携、海外連携、地球規模に関する社会との共創に取り組む「科学技術人材育成重点枠」には、立命館高校や兵庫県立神戸高校など4校(公立3校、私立1校)。2019年度から新設された「高大接続枠」には1コンソーシアムが指定された。コンソーシアムは幹事校が県立船橋高校、参画校が柏高校、木更津高校、佐倉高校、長生高校の県立4校、接続大学が千葉大学。

 各学校の研究開発課題は、文部科学省Webサイトに掲載。お茶の水女子大学附属高校は「女性の力をもっと世界に~協働的イノベーターとイノベーションを支える市民の育成~」、戸山高校は「世界を舞台にSDGsを実現に導くグローバルサイエンスリーダーを育てる教育課程の開発と国際都市TOKYOでの拠点の形成」、宮崎北高校は「探究型学習の全県普及を加速させる持続的なコンソーシアムの構築」に取り組む。

 また、高大接続枠コンソーシアムの「『先進科学加速化プログラム』~グローバルなプロジェクトを牽引する次世代型科学技術系リーダーの創出~」について、審査におけるおもな指摘事項も公開。大学側にSSH事業による生徒の学習成果を入試に活用しようとする計画と、それを可能にするAO入試の実績があり、入試の計画人数が十分にインパクトのある想定となっている点、幹事校が開発しようとする入試を自校生徒の将来の大学受験の柱にしようとする意欲が感じられる点などを「非常に期待できる」と評した。一方、ALTと研究指導員を各校に5年間継続して配置し、レベルの共通化を図ることについて、目指している研究室環境と同じ環境なのかを検討する必要性などを指摘している。
《黄金崎綾乃》

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