政府は、公文書などで日本人の名前をローマ字で書く際、2020年(令和2年)1月1日から「姓・名」の順とすることを決めた。姓を明確に区別させる場合は、姓をすべて大文字で表記する。 文部科学省の萩生田光一大臣が2019年10月25日、記者会見で明らかにした。これによると、公文書などで日本人の名前を書く際は、特段の慣例がある場合を除き、「姓・名」の順で表記。姓名を明確に区別させる必要がある場合は、姓をすべて大文字とする。実施日は、2020年1月1日。 2020年に東京オリンピック・パラリンピックを控え、電光掲示板やテレビ放送などでの日本人名の表記を統一したいとの思いから、この時期の決定になったという。 各省庁がこの申合せに沿って対応していく。民間に対しては、各省庁から所管の法人や関係業界などに周知するが、対応はそれぞれの判断とした。 文部科学省の国語審議会によると、日本人の名前をローマ字で表記するときに本来の形式を逆転して「名・姓」の順とする慣習は、明治の欧化主義の時代に欧米の人名の形式に合わせて定着し、現在でも広く浸透している。国語審議会では2000年、日本人の本来の形式である「『姓・名』の順とすることが望ましい」と答申している。
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