サイボウズ、kintoneで釧路地域の校務支援…実証実験実施

 サイボウズは、学校地域協働センターラポールくしろと協定を締結し、教育現場の業務効率化を目的に「kintone(キントーン)」を活用した校務支援システムの実証実験を行っている。実証期間は2019年4月1日より1年間。2020年3月に成果報告を行う予定だ。

教育ICT 先生
サイボウズは、学校地域協働センターラポールくしろと協定を締結し、kintoneを活用した校務支援システムの実証実験を行っている
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 サイボウズは、学校地域協働センターラポールくしろと協定を締結し、教育現場の業務効率化を目的に「kintone(キントーン)」を活用した校務支援システムの実証実験を行っている。実証期間は2019年4月1日より1年間。2020年3月に成果報告を行う予定だ。

 近年の学校現場では、学習指導や生徒指導、特別支援教育などの個別対応が求められている。さらに、2020年には「英語教育」「プログラミング教育」が必修化するなど、教職員の業務が増加している。また、2019年4月からは「働き方改革関連法案」が順次施行され、教育現場も業務改善が必要不可欠な局面にある。

 kintoneは、サイボウズが提供する業務アプリ開発プラットフォーム。営業の案件管理、顧客からの問合せ履歴・クレーム対応の管理、プロジェクトの進捗・タスク管理、従業員の業務日報など、利用者の用途に合わせた業務アプリが作成できる。アプリケーションはノンプログラミングで開発可能。また、社内SNSのようなコミュニケーション機能を活用することでスピーディな情報共有ができ、業務効率化を実現する。

 実証実験では、事務作業の負担軽減のため、釧路市立鳥取西小学校、釧路市立鳥取西中学校、弟子屈町立川湯小学校、弟子屈町立川湯中学校の4校でkintoneを活用し、学校行事予定やお知らせ、生徒指導などについて共有している。実証期間は4月1日より1年間の予定。8月1日には釧路市教育委員会、弟子屈町教育委員会、教職員への中間報告会が行われ、2020年3月に成果報告会を予定している。

 ラポールくしろとサイボウズは、校務支援ツールとしてkintoneの導入支援を通して、教職員の事務作業の負担軽減や属人化の脱却を実現し、教育現場の情報共有や働き方改革を促進、持続可能な教職員の校務モデル構築を目指していくとしている。
《外岡紘代》

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