ワコム、独創性豊かな「教育向けアプリ」開発コンテスト

 ワコムは、独創性に富んだ教育向けアプリの開発を促進する「インカソン(Inkathon)」を開催する。ミートアップ(説明会)は2019年9月17日に、東京・千代田区の紀尾井カンファレンスで行われる。募集期間は10月15日まで。

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 ワコムは、独創性に富んだ教育向けアプリの開発を促進する「インカソン(Inkathon)」を開催する。ミートアップ(説明会)は2019年9月17日に、東京・千代田区の紀尾井カンファレンスで行われる。募集期間は10月15日まで。

 インカソンとは、「インク」と「ハッカソン(コンピューター・プログラムなどの開発、改良でアイデアや成果を競い合うもの)」を組み合わせた造語。今回は、「EdTech(教育×テクノロジー)の進化を、デジタルインクで加速しよう」をテーマに、ワコムが提供するデジタルインクの技術WILL(Wacom Ink Layer Language)のソフトウェア開発キット(SDK)を使って、新たなインクアプリを開発する。

 9月17日に行われる開発者向けのミートアップ(説明会)では、WILLテクノロジーの説明や教育現場における課題・事例を紹介する。パネルディスカッションには、EdTech推進に意欲的に取り組んでいるデジタルハリウッド大学大学院の佐藤昌宏教授やワコムの井出信孝社長兼CEOらが参加予定。ディスカッションの中から開発に向けたヒントを見つけ出し、開発に役立ててほしいとしている。

 ワコムの提供するデジタルインク技術WILLを活用することで、デジタルインク(手書き)のメリットを生かした独創的な教育向けアプリの開発が期待される。教師と生徒を双方向でつなぎ、共同作業や情報共有を可能にするとともに、学習プロセスの進化も可能となる。インカソンでは、このような領域を意図したアプリが登場することを期待しているという。

 応募資格は、WILLのSDKを使ってデジタルインクや手書き入力を生かしたアプリを 開発できるスタートアップ企業およびアプリ開発協力企業、学生、 フリーランサー、意欲的なイノベーターのグループ。Webサイトにて登録を受け付けている。

 募集期間は10月15日まで。各グループより提出された開発アプリを事務局で審査し、ファイナリスト数点を選出する。11月4日、ファイナリストによるプレゼンテーションを日本およびアジア太平洋地域で最大のEdTechイベント「Edvation×Summit 2019」会場で実施する。賞金は、1位1万2,000米ドル、2位8,000米ドル、3位5,000米ドル。受賞アプリは、11月27日にワコムが開催するデジタル文具市場の発展を促進するイベント「コネクティド・インク東京」で紹介される。

◆インカソン
テーマ:EdTech(教育×テクノロジー)の進化を、デジタルインクで加速しよう
説明会:2019年9月17日(火)14:00~17:00予定 紀尾井カンファレンス(東京都千代田区紀尾井町1-4)
募集期間:2019年10月15日(火)まで
応募資格:WILLのSDKを使ってデジタルインクや手書き入力を生かしたアプリを 開発できるスタートアップ企業およびアプリ開発協力企業、学生、 フリーランサー、意欲的なイノベーターのグループ
応募方法:Webサイトにて登録を受け付けている
審査方法:応募者を対象にメンタリングなどを実施し、提出された試作アプリを審査
賞金:1位1万2,000米ドル、2位8,000米ドル、3位5,000米ドル
※詳細はWebサイトで確認できる
《外岡紘代》

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