東大「AA+」評価を取得…格付投資情報センター

 東京大学は2019年9月19日、格付投資情報センター(R&I)より「AA+」の信用格付を新規に取得した。方向性は「安定的」。法人全体でみた資産、収益面では群を抜く存在と評価された。

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東京大学「信用格付の新規取得について」
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 東京大学は2019年9月19日、格付投資情報センター(R&I)より「AA+」の信用格付を新規に取得した。方向性は「安定的」。法人全体でみた資産、収益面では群を抜く存在と評価された。

 信用格付は、経営破綻に陥るなど債務不履行となる可能性を分析、ついで個々の債務について不履行時の損失の可能性(回収リスク)などを判断し、評価に織り込んでいる。最高の「AAA」から「D」の9段階あり、AA格からCCC格については、上位格に近いものにプラス、下位格に近いものにマイナスを表示している。

 東京大学は、国立大学の中でも規模が大きく、優秀な人材を輩出するなど社会的評価が極めて高い。民間企業からの受託研究や受託事業の件数・金額はともに年々増加基調にあり、これらの収益と寄付金の合計金額が経常収益全体に占める割合(外部資金比率)は、他の国立大学と比べると高い水準にある。また、政府や産業界を先導する役割を担えることなどから、「AA+」の信用格付を新規に取得した。

 なお、そのほかの大学は、京都薬科大学がAA-・安定的、近畿大学がAA・安定的、千葉工業大学がAA-・安定的、東京経済大学がA+・安定的、福岡工業大学がA・ポジティブ、明治大学がAA・安定的と格付けられている。
《工藤めぐみ》

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