Clear×受験コンパス、受験生を学習塾に紹介する「totore」開始

 「Clear」を運営するアルクテラスと「受験コンパス」を運営するラシクは2019年9月27日、新入試制度で大学受験を目指す高校生を学習塾に紹介する新サービス「totore」の提供を開始した。「Clear」を利用する高校生と「受験コンパス」を活用する塾のマッチングを図る。

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Clear×受験コンパス
  • Clear×受験コンパス
  • 新サービス「totore」
  • 「totore」サービス概要
  • 【左】受験生の推移、【右】新受験制度への不安
  • アルクテラス代表取締役社長・新井豪一郎氏とラシク代表取締役社長・服部悠太氏
 「Clear」を運営するアルクテラスと「受験コンパス」を運営するラシクは2019年9月27日、新入試制度で大学受験を目指す高校生を学習塾に紹介する新サービス「totore」の提供を開始した。「Clear」を利用する高校生と「受験コンパス」を活用する塾のマッチングを図る。

 「Clear」は国内最大級のアクティブユーザー数(月間120万人)を持つ学習アプリ。ノート共有、学習のQ&A、学習のトーク機能を用いてユーザー同士の学び合いを促進することで、学習の悩みを解決する。一方、「受験コンパス」は生徒ひとりひとりの学力や志望大学、受験までの日数から、合格までに必要な最短プロセスを明示するアプリ。志望校との差ややるべきこと、学力の成長を視覚化し、大学受験をサポートする。

 大学入試センターによると、大学受験生は2018年度で55万人にのぼり、年々増加傾向にある。また、新入試制度の開始を目前に、受験勉強に不安を持つ高校生の割合は65.8%と半数を超えており(すららネット調べ)、大学新入試に向けた学習のサポートに対するニーズは高まっている。こうした背景を受けて、今回アルクテラスとラシクは業務提携を締結。新サービス「totore」を共同事業として開始した。

 「totore」は、学習アプリ「Clear」のユーザーに対して、「受験コンパス」を利用する学習塾を紹介するサービス。「Clear」を利用する中高生を対象に、学習塾が生徒募集を行うことができるアルクテラスの生徒募集サービス「MEETS」の仕組みを利用し、ラシクが相談に乗り、受験生に最適な学習塾を紹介するという。ラシクの紹介する学習塾は「受験コンパス」を用いて受験生ひとりひとりの学習進度を考慮し、最適化された学習計画を立て、その実行をサポートする。

 「totore」に関する詳細な資料はラシクのWebサイトから請求可能。アルクテラスとラシクは、今後サービスの対象者の拡大のため展開地域の拡大を予定。各地域で高校生を対象に受験相談イベントを開催するなど、オンラインとオフラインの両方で受験生のサポートを実施していくとしている。
《畑山望》

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