親子一緒に学ぶと「TikTok」はさらに楽しい、安心、安全

 ショートムービープラットフォーム「TikTok」の日本オフィスで開催された「親子で行くグローバルIT企業見学 ~TikTokを安心安全に楽しもう~」のようすをレポート。幅広い世代に人気の「TikTok」の楽しさ、安心安全の取組みについて中高生の親子が一緒に理解を深めた。

教育イベント 中学生
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指でハートを作って記念撮影
  • 指でハートを作って記念撮影
  • TikTokオフィスの受付もハロウィンの飾り付け
  • オリジナルのスイーツもハロウィン気分を盛り上げる
  • ByteDance 執行役員 公共政策本部長 山口琢也氏
  • 面白いものから、実は学習に役立つ面白いショートムービーも。会場には親子の笑顔があふれた
  • 動画制作ワークショップは、スタッフも協力しながら親子で制作を進める。二人で仲良くポーズしたり、昔の写真と今の写真を比べたり会話も弾む
  • 動画制作ワークショップのようす
  • 動画制作ワークショップのようす
 ショートムービープラットフォーム「TikTok」は、クリエイティブな動画を自分で簡単に制作したり、思い出の動画を投稿することが楽しめるアプリで、今や若者世代のみならず、世界中の幅広い世代に人気を博している。

 そのTikTokが10月27日、「親子で行くグローバルIT企業見学~TikTokを安心安全に楽しもう~」をリセマムと共同開催。ハロウィンの飾り付けで楽しい雰囲気の会場では、動画制作のワークショップや安心安全のためのセキュリティ機能の設定、スタジオ見学など、親子一緒に楽しく学べるプログラムが展開された。

 動画制作アプリやSNSなどの新しいネットカルチャーにあまり馴染みのない保護者にとっては、子どもたちが使っているものを理解する良い機会だ。そして子どもたちにとっては、普段は親や学校から小言のように受け取りがちな個人情報を守る方法や、トラブル時の対処法などの大切な知識を直接得ることができたり、グローバルIT企業の内部に入り、運営側が働いている場所を間近で見ることができるめったにない機会とあって、当日は13歳*から18歳のお子さまとその保護者約30名が集まった。
(*親子の付添いのため、アプリ対象年齢を下回る13歳未満の弟さま妹さまも参加)

 親子で同じ時を過ごし、楽しく学んだひと時をレポートする。

TikTokオフィスの受付もハロウィンの飾り付けTikTokオフィスの受付もハロウィンの飾り付け

オリジナルのスイーツもハロウィン気分を盛り上げるオリジナルのスイーツもハロウィン気分を盛り上げる

一緒にやってみることが理解につながる



 イベントは、TikTokを運営するByteDance 執行役員 公共政策本部長 山口琢也氏による開会の挨拶でスタート。

 「TikTokはお子さまをはじめ、さまざまな世代の方にも使っていただけるようになってきていますが、まだ多くの保護者の方には、TikTokとは何か、何が楽しいのか等お伝えしきれていないのが現状だと思います。そもそもスマートフォン自体、最近皆手にするようになったものですし、自分が子どものときに体験していない遊びに対してお子様に与えてよいものか不安になられているのは当然だと思います。そこで、安全・安心の啓発活動を行うに際し、初めから危険性の話をするのではなく、まずはアプリそのものについてご理解頂くために、“親子で一緒に楽しんでもらうのが一番早いのではないか”との思いから、今回の形式でのイベント開催に至りました。ぜひ親子で一緒にTikTokを体験し、その創造性や様々なコンテンツの世界を楽しんでいただきつつ、安全に利用するための情報をお届けする新しいセミナーを楽しんでいただければ幸いです。」と今回のワークショップ開催の背景や目的が伝えられた。親子向けに安心安全に関する啓発イベントを行うのは、TikTokとして世界で初めての試みとなる。

ByteDance 執行役員 公共政策本部長 山口琢也氏ByteDance 執行役員 公共政策本部長 山口琢也氏

ショートムービーならではの学習コンテンツも



 続いてTikTok安全推進チーム責任者 石谷祐真氏より最新のTikTokのトレンドついて紹介された。「TikTokは、音楽に合わせてポーズをしていくダンスや口パクのショートムービーだけでなく、最近では日常の風景や、料理・旅行・ペット、スポーツやメイクのHowToなど幅広いジャンルで面白く楽しいコンテンツがどんどん増えています。中には学習に役立つコンテンツも数多くあるんです。」と、会場で紹介されたのは、歴史の年号の覚え方や英会話のコンテンツなど。ショートムービーならば、ちょっとしたすきま時間にも学習できて、繰り返して視聴するにも苦にはならず、耳に残りわかりやすい。会場の保護者の中には、こうしたコンテンツならば、楽しみながら勉強できると感心している保護者も多く見受けられた。

面白いものから、実は学習に役立つ面白いショートムービーも。会場には親子の笑顔があふれた面白いものから、実は学習に役立つ面白いショートムービーも。会場には親子の笑顔があふれた

「#時を超えて」親子の成長と変化をショートムービーに



 次に実施されたのは、親子で一緒にテーマ「#時を越えて」の動画を制作するワークショップ。TikTokアプリ内にある「時を越えて」スタンプを使用し、昔の自分や家族との写真をアップロードすることで、“今”の自分たちと合わせて動画を制作できるというTikTokならではのユニークな内容だ。スタッフのアドバイスをもらったり、お子さまからエフェクトの方法を教えてもらったりしながら動画制作を進める保護者もいれば、保護者からアドバイスをもらっているお子さまもいたり家族ごとにさまざま。あちこちで笑い声が聞こえ、会場は一気に楽しい雰囲気に包まれた。

動画制作ワークショップは、スタッフも協力しながら親子で制作を進める。<br />二人で仲良くポーズしたり、昔の写真と今の写真を比べたり会話も弾む動画制作ワークショップは、スタッフも協力しながら親子で制作を進める。
二人で仲良くポーズしたり、昔の写真と今の写真を比べたり会話も弾む

 変な顔を何度も繰り返す陽気なお父さま、仲良く母子でポーズを合わせて撮影する姿、テキパキと動画を編集したり、音楽を加えて完成していくお子さまたちなど、思い思いの表現で動画制作を楽しんでいた。

 中高生ともなると、ネットの利用以外にも保護者はわが子とどのように接したら良いか悩むこともあるだろう。しかし、「#時を超えて」という共通テーマのもと動画を制作し、親子で一緒に同じ時を過ごす「共通体験」から、一方通行ではない双方向のコミュニケーションが生まれていく。親子のあふれる笑顔と明るい会話から、動画制作の楽しさが親子ともに深まっていくようすが伝わってくるワークショップとなった。

グローバルIT企業の“内側”を体験



 ワークショップに続いて実施されたのは、TikTokの動画が流れる受付や有名人も利用しているスタジオや広い休憩スペース、ミーティングスペースなどのオフィス見学。スタジオ見学では、グリーンのクロマキーの前で面白いポーズを撮影するなど、動画制作の現場を実体験。グローバルIT企業の雰囲気を実感する時間となった。

グローバルIT企業を見学する貴重な機会グローバルIT企業を見学する貴重な機会

スタジオに入ってスタッフの気分を味わうスタジオに入ってスタッフの気分を味わう

有名なTikTokerも利用するスタジオで「ポーズシャッター」体験有名なTikTokerも利用するスタジオで「#クールシャッター」体験

 明るく楽しい雰囲気のオフィスで、思い思いに記念撮影が続き、子どもたちの笑顔も絶えなかった。

家族でわいわいと撮影タイム

家族でわいわいと撮影タイム家族でわいわいと撮影タイム

TikTokが進めるリスク対策を親子で理解



 イベントの後半は、「TikTokを安心・安全に楽しんでもらうための取り組み」と題して、規約・ポリシーやプライバシーの設定方法、報告機能、リスク警告などのさまざまな機能や対策が、TikTok安全推進チーム責任者の石谷氏より説明された。

 リスクのある投稿は、日々進化している機械学習による監視に加えて、人的チェックも増強しているという。警察や各行政機関、NPO・NGOとの連携も推進しながら迅速な対応をマネジメントしている。

 「TikTokではさまざまな安全にかかる問題や報告への対応も継続的に改善に取り組んでいますが、アプリの外に情報が一歩出てしまえばコントロールできないように、安全はアプリだけで守りきれるものではありません。報告機能や設定を活用することにより、個人情報が特定されないようにすることや、トラブルが起きた際に迅速に運営に伝えることなど、ユーザーによるリスクを未然に防ぐこと、リスクへの対処への理解が大切です。」と理解を求めた。

 TikTokでは、有名なクリエイターによる安全教育動画コンテンツや冊子を作成し、外部のパートナーも交えて啓発活動を展開している。保護者、子ども、それぞれに伝わりやすい形で伝えているTikTokの安心安全のための取組みを真剣に受け止める親子のようすが印象的な時間となった。

TikTok安全推進チーム責任者 石谷祐真氏TikTok安全推進チーム責任者 石谷祐真氏

ペアレンタルコントロールは親子が話し合って決めることが大切



 さまざまな安心安全の取組みの説明の最後は、保護者が子どものTikTok利用をコントロールできる「ペアレンタルコントロール」機能の設定を実際に体験。1日のアプリ利用時間を40分・60分・90分・120分から選択できる「使用時間制限モード」やリスクのある動画を表示させない「使用制限モード」、メッセージの送信対象を制限する「DM制限モード」など、TikTokのアプリではどのような利用制限が可能か、設定と解除の方法もレクチャーされた。

「ペアレンタルコントロールは親子で話し合って制限を決めてほしい」と伝える石谷氏「ペアレンタルコントロールは親子で話し合って制限を決めてほしい」と伝える石谷氏

 その後、親子で自分のスマートフォンのTikTokアプリを使って、利用制限の設定を体験。設定する前にTikTokスタッフより「まず自分たちにはどのような制限が必要なのかを、親子で話して決めることが大切」と伝えられたとおり、「時間はどうする?」「知っている人だけDMを受取る?」と親子で相談しながら設定を進めていた。

 終始リラックスしながら親子でTikTokの「楽しさ」と「安心安全」を体感した「親子で行くグローバルIT企業見学~TikTokを安心安全に楽しもう~」は、アットホームな雰囲気に包まれたまま終了となった。

親子で話し合いながらペアレンタルコントロールを設定するようす親子で話し合いながらペアレンタルコントロールを設定するようす

体験後の参加親子の声



 これからますますデジタル機器やネットとの関わりが密になる時代の子どもたち。保護者にとっては悩み事や心配が軽くなったイベントとなったのではないだろうか。イベント終了後、2組の親子に感想をお聞きした。

普段から「動画編集」や「プログラミング」を自然に楽しむ(YさんとAさん/中学2年生)



 「TikTokは初めて使ったけれど色々編集を試めすことができたのでとても楽しかったです。動画を楽しくするためのエフェクトやステッカーなど演出機能がたくさんあって、こんなに手軽に楽しめるなんて知りませんでした。学校でもパソコンを使っていますし、パソコンで何かを作ることが好きで、いつも動画編集やプログラミングも楽しんでいます。IT業界にとても興味が運営のお話もとても面白かったです。安心安全のための機能も知らなかったので勉強になりました。これからも動画制作を楽しみたいです。」(Aさん/中学2年生)

終始笑顔で楽しさでいっぱいだったYさんとAさん親子終始笑顔で楽しさでいっぱいだったYさんとAさん親子

 「大学生の姉がいるので、TikTokは知っていましたが使ったことはありませんでした。TikTokというグローバルIT企業の中に入れる機会があるのを知って、いつもムービー制作を楽しんでいる娘に伝えたところ「行きたい!」と言って(笑)。私自身はまったくわからない世界ですが、今の時代は当たり前のネットもデジタル機器も上手に楽しく付き合ってもらえればと考えているのでとても楽しくて、良い機会でした。3回DMを無視したらブロックするという機能やペアレンタルコントロール機能などを知らなかったので安心しました。これからも楽しく上手に使ってほしいです。」(Yさん)

「3回DMを無視したらブロックするという機能は助かりますね」と安心安全の対策に納得のYさん「3回DMを無視したらブロックするという機能は助かりますね」と安心安全の対策に納得のYさん

TikTokのセキュリティ機能に納得。さらに積極的な利用を期待(MさんとSさん/中学3年生)



 「ゲームやIT企業の運営に関心があったので参加しました。運営側の考えを理解する貴重な機会になりました。自分はまだ動画を投稿するところまでは挑戦していないのですが、サッカーなどのスポーツや、面白い動画がたくさんあるので、まずは観て楽しむところからはじめたいと思っています。スマホ自体で利用を制限をすることが多いと思うのですが、TikTokはアプリの機能で細かくセキュリティを設定し守られるところが優れていると思いました。」(Sさん)

IT業界の運営側に興味があって参加したMさんとSさん親子IT業界の運営側に興味があって参加したMさんとSさん親子

 「私はもっと投稿して欲しいと思っているんです(笑)。SNSや動画サイトは受け身のコミュニケーションになってしまうので、それじゃあ少しつまらないかなと思っています。今の時代ですから、いろいろと楽しんでほしいと思っています。ただ個人情報などが漏れることはやはり心配なので、今回、セキュリティ対策などがわかって良かったです。今後も私たちが想像もしないような新しいサービスが出てくると思いますが、子どもたちにはそれらを使いこなせるようになってほしいですね。」(Mさん)

「個人情報を守りながらも、子どもたちには積極的にコミュニケーションにネットを利用してほしい」というMさん「個人情報を守りながらも、子どもたちには積極的にコミュニケーションにネットを利用してほしい」というMさん

世界初のTikTok親子イベントへの思い



 世界で初開催となったTikTokの親子向けイベントを終え、山口氏に感想と今後の展望についてお聞きした。

 「インターネットの安心・安全を、どうしたら本当に伝えたい人に伝わるのか、どうしたらもっと良い面も含めて伝えられるかという、大きな2つの課題を、長くIT業界に身を置く私自身、このTikTokに入社する前から持っていました。どうしても安全教育となると、非常に怖い話をして、だからこんなことをしなければいけないとだけ伝えると、固い話にしかなりません。怖い話だけ聞かされると保護者もさらに不安になって、我が子には使わせないとなってしまいます。これはもったいない。子どもたちのクリエイティブな可能性や色々な人に自己表現を届け、世界に認められるといった機会、アプリの良さを知る機会も奪われてしまいます。」

 では何をもっとも伝えたいか。山口氏は、TikTokを楽しむために大切なこととして3つを上げた。

1.安心・安全のためにさまざまな機能や仕組みがあることを知る
2.どうしたら何を制限できるかを理解する
3.親子で話し合って決める

 「3つともごくシンプルなことですが、今回のイベントでは、親子両方、同時にしっかりと大切なことを伝えられたと感じています。」と、双方の理解が深まるコミュニケーションの場となったひと時を振り返った。

 「アンケートの結果、イベントに対する満足度も高評価でした。大変有難いことに、ご参加いただいた保護者から御礼のメールをいただき、帰宅してからもご家庭内でも話したり考えてくれているのだと感じることができました。今後は東京だけでなく全国で展開することも検討したいです。」と今後の展開についても意欲的に語った。

「今回のイベントでは、親子両方、同時にしっかりと楽しさ、安心安全についてを伝えられたことに大きな意味がありました。」ByteDance株式会社 執行役員 公共政策本部長 山口琢也氏「今回のイベントでは、親子両方、同時にしっかりと楽しさ、安心安全についてを伝えられたことに大きな意味がありました。」ByteDance 執行役員 公共政策本部長 山口琢也氏

 保護者の多くが、自分の価値観の範囲で理解できないものは、はなからダメと子どもに対し一方的に制限している場合があることを、あらためて痛感するイベントとなった「親子で行くグローバルIT企業見学~TikTokを安心安全に楽しもう~」。

 「保護者のみなさんはお子さまが小さいとき、ブランコは危ないから乗ってはダメとは言わなかったのではと思います。ブランコの楽しさと使い方をお子さまに伝え、上手にブランコを漕いだお子さまを見て笑顔になったときのように、TikTokを一緒に楽しんでほしいです。」

 山口氏が語るように、まずは日常で子どもたちが新しいものに触れるとき、保護者も良い機会と捉え、自分も触れてみる。親子の双方向コミュニケーションの始まりだと考えると心が軽くなるのではないだろうか。新しいネットカルチャーを牽引するTikTokではじまった安全教育活動の今後の展開に注目したい。

記念品のTikTokオリジナルグッズ記念品のTikTokオリジナルグッズ
《佐久間武》

佐久間武

早稲田大学教育学部卒。金融・公共マーケティングやEdTech、電子書籍のプロデュースなどを経て、2016年より「ReseMom」で教育ライターとして取材、執筆。中学から大学までの学習相談をはじめ社会人向け教育研修等の教育関連企画のコンサルやコーディネーターとしても活動中。

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