東京2020オリンピック・パラリンピックまであと9か月。先日決定されたマラソン、競歩の開催地変更のニュースのインパクトも加わり、日々近づく大会にますます関心が高まっています。そんな中、ぜひとも注目したいのは大会をサポートするボランティアたち。オリンピック・パラリンピックは競技場の選手たちだけでなく、見えない場所で活躍する多くの人たちの協力により本番を迎えます。 今大会で活躍するボランティアには2種類あり、ひとつは今回紹介するフィールドキャストと呼ばれる競技運営を支える大会スタッフで、東京2020大会組織委員会の8万人のボランティアです。もうひとつは、シティーキャストと呼ばれる都市ボランティアです。東京都では3万人のボランティアが、都内各所で道案内などを行います。 ボランティアの心構えや、留意点など活動をする上で必要なことを学習するフィールドキャスト研修が10月より開始され、今大会のビジョンのひとつである「多様性と調和」に関してダイバーシティ&インクルージョンについて考えるセッションも設けられています。当日はじめて会った同士でも笑顔で意見交換 知識や情報を共有の場であることはもちろん、フィールドキャストのみなさんにとって一生の思い出になり、すばらしい大会になるよう、気持ちを盛り上げるのも研修の狙いのひとつ。会場では笑いが絶えず、熱気と情熱にあふれる雰囲気が伝わってきます。 FieldCast研修会場。大会エンブレムを模したデザインの研修キットが配布される。 そのフィールドキャストたちを応援するツールのひとつが、キャンパスノートをベースとしているオリジナルの『Field Castノート』。研修に参加した全キャストに、ノートを模した競技場デザインの袋とともに配布されました。気になる中身には「Field Castノートの使い方」「東京の、新しいページをひらこう」などのコンテンツがある。完全オリジナルの非売品。「Field Castノート」と「ノートを入れるコクヨ製紙ケース」A5サイズ・B罫(ドット入り罫線)・トビラ紙付きの特別仕様・中紙30枚 Field Castノートを開いてみると、大会組織委員会からのメッセージ、ノートの使い方、そして2020年をどう迎えるかを記入する欄があります。大会が開催される来年2020年の自分を想像して、気持ちを盛り上げていくために、自分自身へのメッセージをノートに書き留めていくようになっています。実際に書かれたノートを、みなさん笑顔で(照れくさそうにしながら)見せてくれました。この時の気持ちは、きっと手書きだからこそ、そのままカタチに残って、来年の活動を支え、一生の思い出になることでしょう。2020年の自分へのメッセージを書くFieldCastとCityCast両方に参加してい方も! ほんの一部ですが、研修で聞かれたField Castになった方たちのコメントをご紹介します。(取材を受けてくださったみなさま、ありがとうございました!)【コメント例】・この貴重な機会を無駄にしないよう積極的に動き、一生の思い出にしたい。・子育てで色々な人に助けてもらった恩返しがしたくて日常的にボランティアをしている。・英語教師をしていたので英語を役立てたい。・スポンサー企業に勤めてるので参加してみました。 このように参加している方たちの想いは様々です。来年の大会期間中には、たくさんのキャストの方を見かけると思いますが、みなさんも、ぜひその方たちを応援して、「全員が主役」になるよう、一緒に盛り上げていきませんか。
東京2020大会「TOKYO FORWARD」レガシー展11/19まで 2023.10.12 Thu 12:45 東京都は2023年11月19日まで、「TOKYO FORWARD TOKYO2020レガ…