東大・ソフトバンク、最先端のAI研究機関開設

 東京大学とソフトバンクは2019年12月6日、「Beyond AI 研究所」の開設と研究成果の事業化に向けた取組みに関する協定を締結したと発表した。「Beyond AI 研究所」では、世界最高レベルのチームによる最先端のAIの基礎研究を実施する。

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「Beyond AI 研究所」における研究と事業化のエコシステム
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 東京大学とソフトバンクは2019年12月6日、「Beyond AI 研究所」の開設と研究成果の事業化に向けた取組みに関する協定を締結したと発表した。「Beyond AI 研究所」では、世界最高レベルのチームによる最先端のAIの基礎研究を実施する。

 「Beyond AI 研究所」は、東京大学と海外の有力大学の世界最高レベルの研究者を擁した最先端のAI(人工知能)研究機関になることが目的。AIの基盤技術研究やそのほかの学術領域との融合を目指す基礎研究領域と、さまざまな社会課題・産業課題へのAIの活用を目的とする応用研究領域の2つの領域で研究が行われる。東京大学の強みである物理学や医学などの分野の学内研究者を配置してAIとの融合を実現するほか、海外の有力大学からも研究者を招いて世界最高レベルのチームによる最先端のAIの基礎研究を実施する。

 応用研究領域では、基礎研究領域で生まれた有力な研究成果を含めて、「健康医療」「公共・社会インフラ」「製造領域」などにAIを活用。大学と企業とのジョイントベンチャーの迅速な設立を可能にするために経済産業省が新たに策定したCIP制度(Collaborative Innovation Partnership制度)を積極的に活用し、事業化していく。

 事業によって得たリターン(利益)は、さらなる研究活動や次世代のAI人材を育成するための教育活動に活用することでエコシステムを構築。ベンチャーの創出においては、ディープコア、東京大学協創プラットフォーム開発、東京大学関連ベンチャーキャピタルとも連携する。

 研究拠点は、基礎研究領域が東京大学本郷キャンパス、応用研究領域が2020年度にソフトバンクが本社を移転する竹芝の新オフィスに設置する。2拠点は、国立情報学研究所(NII)が全国規模で構築・運用する情報通信ネットワーク「SINET(サイネット)」で接続され、研究から事業化までを一貫して行える体制を構築する。

 東京大学とソフトバンクは、「Beyond AI 研究所」を通して、日本のAI研究およびAIビジネスの発展に貢献し、日本のAI革命をけん引していくとしている。
《外岡紘代》

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