学情は2019年12月23日、2021年卒学生対象「就職人気企業ランキング」を発表した。総合1位は2年連続で「伊藤忠商事」。上位50位までに総合商社が4社ランクインした。 就職人気企業ランキングは、2021年3月卒業予定の全国大学3年生と大学院1年生を対象に最大5社を選択してもらい、6,574名の有効回答をもとに集計した。調査期間は2019年6月1日~12月7日。 就職人気企業ランキングは、1位「伊藤忠商事」、2位「JTBグループ」、3位「味の素」、4位「丸紅」、5位「エイチ・アイ・エス(H.I.S.)」。伊藤忠商事は2年連続で1位に輝いた。前年(2018年)から2位と3位は順位が入れ替わったものの、トップ3の顔ぶれは変わらず人気を集めた。 業界別に見ると、総合商社は米中貿易摩擦の影響もあるものの業績は好調で、4位に丸紅(前年7位)、14位に三菱商事(前年11位)、50位に住友商事(46位)と、50位までに4社がランクインした。食品メーカーの人気は依然として高く、3位の味の素を筆頭にトップ50の中に13社が入った。 また、「スポーツ・ゲーム・その他メーカー」から、トップ100に10社がランクイン。9位任天堂(前年107位)、19位アシックスグループ(同198位)、27位アディダス ジャパン(同227位)をはじめ、ランクインした10社はいずれも前年101位以下から大躍進した。2019年のラグビーワールドカップでの国内の熱狂や、2020年の五輪自国開催によるスポーツ業界への関心の高まり、eスポーツ業界の将来性への期待の高まりが影響しているという。◆就職人気企業ランキング1位:伊藤忠商事2位:JTBグループ3位:味の素4位:丸紅5位:エイチ・アイ・エス(H.I.S.)6位:アサヒ飲料7位:資生堂8位:大日本印刷(DNP)9位:任天堂10位:オリエンタルランド