【大学受験2021】各大学の英語資格・検定試験の活用状況、河合塾が調査

 河合塾は2019年12月24日、大学入試情報サイト「Kei-Net」に「英語資格・検定試験 2021年度入試活用予定状況」を掲載した。河合塾調査による国公立大学、私立大学の活用状況をまとめている。

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河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」
  • 河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」
  • 河合塾調査による「2021年度入試(一般選抜)における英語資格・検定試験活用予定状況」
 河合塾は2019年12月24日、大学入試情報サイト「Kei-Net」に「英語資格・検定試験 2021年度入試活用予定状況」を掲載した。河合塾調査による国公立大学、私立大学の活用状況をまとめている。

 河合塾は12月2日に「大学入試英語成績提供システム」の見送りに伴う国立大の活用方針について伝えているが、今回は公立大・私立大を含めた2021年度入試(一般選抜)における英語資格・検定試験の活用状況を記載している。

 河合塾の調査によると、2019年12月20日時点で国公立大学170校、私立大230校の活用方針の公表を確認。国公立大は98%が公表しているのに対して、私立大学は39%にとどまっているという。

 方針を公表している大学のうち、国公立大では12%にあたる20校、私立大学では43%にあたる100校が、2021年度入試(一般選抜)において英語資格・検定試験を「活用する」と回答。ただし、私立大学は複数ある方式のひとつを「英語資格・検定試験利用方式」としてるケースが多く、必ずしも資格・検定試験のスコアなどの保持が必要ではない。国公立大・私立大ともに提出すれば合否判定で優遇されるなど、任意での提出となっているところが多いと説明している。

 そのほか、河合塾は「活用する」大学の顔ぶれに注目。活用を公表している大学について、一覧(私立大は抜粋)を作成している。国公立大は2020年度入試でも英語資格・検定試験を活用している大学がほとんどで、2021年度から新たに活用するのは大分県立看護科学大のみ。活用学部を拡大する大学もあるが、活用を取りやめる大学もみられる。私立大についても、上智大や早稲田大などが活用学部、方式を拡大し、13大学が新たに活用を公表。しかし、国公立大と同様、2021年度入試での活用を取りやめる大学もあり、河合塾は複数の大学名をあげている。

 河合塾による「英語資格・検定試験 2021年度入試活用予定状況」は、Kei-Netの入試・教育トピックスに掲載されている。
《黄金崎綾乃》

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