2019年大卒進路決定率90.4%…上昇幅は年々縮小

 旺文社教育情報センターは2020年1月6日、旺文社刊行「大学の真の実力 情報公開 BOOK」の卒業者データから算出した特徴についてWebサイトで公表した。2019年の進路決定率は90.4%で、4年連続でアップするも上昇幅は年々縮小している。

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 旺文社教育情報センターは2020年1月6日、旺文社刊行「大学の真の実力 情報公開 BOOK」の卒業者データから算出した特徴についてWebサイトで公表した。2019年の進路決定率は90.4%で、4年連続でアップするも上昇幅は年々縮小している。

 進路決定率は、大学の卒業者における就職者と大学院進学者の割合で、就職と進学を卒業後の進路の2大要素として定義し、そのどちらであったにしても、どれくらいの学生が進路をしっかりと確保したうえで卒業したのかを見ることができる。2019年の有効回答数は、732大学2,381学部。

 2019年の進路決定率は90.4%で、2015年から4年連続で増加し、2015年と比べると4.7ポイント上昇している。要因は就職状況の改善とみられ、卒業者総数に占める進学者の割合は、2015年からおおむね減少傾向だが、就職者の割合は年々上がっている。進路決定率は毎年上昇を続け、2018年には9割に突入した。ただし、その上昇幅は少しずつ小幅になっている。

 進路決定率を学部系統別にみると、2019年は2015年と比べて、文系が5.5ポイント上昇して88.8%、理系が2.9ポイント上昇して93.3%。文系の進路決定率が上がっている要因は、卒業者総数に占める就職者の割合が、文系で6.1ポイント、理系で3.6ポイント上昇していることにある。

 性別にみると、男女ともに進路決定率は4年連続で上がっている。進学者の割合については、4年間で大きな変化はないが、就職者の割合は増えており、4年前と比較して男子は4.9ポイント、女子は4.6ポイント上昇している。

 進路決定率は男子よりも女子のほうが高いのが特徴で、どの年も、卒業者総数に占める進学者の割合は、男子が約9ポイント上回っているが、就職者の割合では女子が約11ポイント高い。しかし、就職者の中に非正規雇用者も含まれ、その割合は女子が高くなっている。

 国公私立大学別でみると、いずれも進路決定率は2015年から上昇傾向で、2015年と比較して、国立大2.2ポイント、公立大2.9ポイント、私立大5.4ポイント上昇。中でも私立大が大きく上昇していることがわかる。

 大学の規模別の進路決定率をみると、例年、もっとも進路決定率が高いのは収容定員数1,000名未満規模の大学だったが、2019年は4,000~7,999名規模の大学がもっとも高い結果となった。地区別の進路決定率は、例年通り北陸・東海地区(93.3%)の首位は変わらないが、中国・四国地区(91.4%)が伸び悩み、北海道・東北地区(91.9%)が次点となっている。

 2015年から2019年の4年間で進路決定率がもっとも伸びたのは関西地区で、5.7ポイント増。ついで、関東・甲信越4.9ポイント、北海道・東北4.8ポイント、九州3.8ポイント、中国・四国3.5ポイント、北陸・東海3.4ポイント増と続いた。
《田中志実》

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