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国家公務員総合職教養区分、合格者426人…女性138人で過去最高水準に

 人事院は2025年12月18日、秋に実施した2025年度国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)「教養区分」の合格者を発表した。合格者数は426人、このうち女性の合格者数は138人で、過去最高だった2023年度に並び、高い水準となった。

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教養区分の実施結果
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 人事院は2025年12月18日、秋に実施した2025年度国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)「教養区分」の合格者を発表した。合格者数は426人、このうち女性の合格者数は138人で、過去最高だった2023年度に並び、高い水準となった。

 教養区分は、専攻分野にとらわれない広範な見識をもつ学生などの多様で有為な人材を確保するため、企画立案に係る基礎的な能力の検証を重視した試験区分。2025年度教養区分の試験日程は、申込受付期間が2025年8月1日から8月25日、第1次試験日が10月5日、最終合格者発表日が12月18日であった。

 国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)「教養区分」の合格者数は426人、このうち女性の合格者数は138人で、過去最高だった2023年度に並び、高い水準となった。申込者数は5,914人(うち女性2,527人)で、申込者数に対する倍率は13.9倍であった。これは2024年度の10.1倍から上昇している。第1次試験受験者数は3,898人(うち女性1,693人)で、第1次試験受験者数に対する倍率は9.2倍であった。

 また、2023年度から受験資格を有することとなった19歳(2025年4月1日時点)の合格者数は63人、合格者全体に占める19歳合格者の割合は14.8%となり、2024年度の11.3%に続き、人数および割合ともに増加傾向にある。なお、19歳の合格者(大学2年生の場合)の採用時期は、おもに2027年度(大学4年生のとき)の「官庁訪問」を経て、2028年4月の見込みである。

 教養区分を含む総合職試験全体(春と秋の合計)の結果を見ると、合格者全体に占める女性の割合は34.6%となり、2024年度の32.6%から増加し、過去最高を記録した。総合職試験全体の合格者数は2,219人であった。総合職試験全体に占める教養区分の合格者数の割合は19.2%で、過去最高だった2024年度の19.3%とほぼ同水準を保っている。

《工藤めぐみ》

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