北大・ニトリが奨学金創設…数理・データサイエンスに特化

 北海道大学と似鳥国際奨学財団は2020年1月6日、「北海道大学みらいIT人財奨学金」を創設したことを公表。数理・データサイエンス分野に特化した奨学金制度で、最先端の研究を通して、地方創生に貢献する意欲のある学生を対象に給付される。

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 北海道大学と似鳥国際奨学財団は2020年1月6日、「北海道大学みらいIT人財奨学金」を創設したことを公表。数理・データサイエンス分野に特化した奨学金制度で、最先端の研究を通して、地方創生に貢献する意欲のある学生を対象に給付される。

 北海道大学、札幌市、ニトリホールディングスの3者は、地域社会の課題をデータの力で解決し、未来の社会を創造できる高度IT人財の育成を目指して2019年7月24日に連携協定を締結。

 さらに、8月1日から数理・データサイエンス教育研究センターに、ニトリみらい社会デザイン講座を設置し、産官学地域連携による高度IT人財育成に取り組んでいる。これらの取組みは、似鳥国際奨学財団の設立意義とも合致していることから、このたび「北海道大学みらいIT人財奨学金」を創設することになった。

 対象は、家計などの要件は問わず、大学院情報科学院または大学院工学院の修士課程1年次に在学する者のうち、数理・データサイエンスに関わる研究に従事し、同大学院博士後期課程に進学予定の者。

 募集は年に1回とし、5年間続けて募集を実施する。給付期間は1人あたり最大2年間の給付とする。選考方法は、研究業績などに基づく大学からの推薦を経て、似鳥国際奨学財団におけるWebテスト、個人面接などの結果により選考する。問合せは、北海道大学数理・データサイエンス教育研究センターが窓口となっている。
《田中志実》

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