【大学受験2020】慶大、前年は補欠者の29.2%が繰上合格

 2020年度の私立大学一般入試が実施されており、慶應義塾大学は2月21日より、早稲田大学は2月20日より合格発表が行われる。過去の入試結果を見ると、2019年度入試では、慶應義塾大学は計2,343人の補欠者のうち、684人(29.2%)が繰上げ合格した。

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  • 慶應義塾大学「2018・2019年度 一般入学試験 統計総括」
  • 早稲田大学「2019年度一般入学試験および大学入試センター試験利用入学試験結果」
  • 早稲田大学「補欠合格者発表」
  • 慶應義塾大学の入試状況
  • 早稲田大学の入試状況
 2020年度の私立大学一般入試が実施されており、慶應義塾大学は2月21日より、早稲田大学は2月20日より合格発表が行われる。過去の入試結果を見ると、2019年度入試では、慶應義塾大学は計2,343人の補欠者のうち、684人(29.2%)が繰上げ合格した。

 大学のWebサイトで過去の入試結果を見ると、各年度の合格者数や補欠者数などが確認できる。また、代々木ゼミナールの入試情報サイトでは、主要大学の合格者数や補欠者数、実質倍率、合格最低点、入試状況分析などが掲載されている。河合塾の合格応援サイト「慶大塾」「早大塾」では繰上げ合格者数と補欠者から繰上げ合格になった割合が掲載されている。

 2019年度の慶應義塾大学一般入試の補欠発表数と繰上げ合格者数、補欠者から繰上げ合格になった割合は、文学部が発表数339人、許可数79人(23.3%)、法学部法律学科が発表数53人、許可数23人(43.4%)、商学部A方式が発表数242人、許可数142人(58.7%)、医学部が発表数117人、許可数27人(23.1%)、総合政策学部が発表数150人、許可数0人などで、計2,343人の補欠者のうち、684人(29.2%)が繰上げ合格した。

 慶應義塾大学は、合格発表と同時にマイページで補欠者を発表する。学部により補欠者の入学許可の順位をランク(A~)で示すことがある。入学が許可された場合には、マイページの合否結果確認画面の表示内容が更新される。補欠者のうち入学が許可された受験生の入学手続き期間は、マイページの「入学手続」上に表示され、所定の期間内に手続きを行う必要がある。入学を許可する場合は遅くとも3月末日(医学部と看護医療学部、薬学部は4月上旬)までにマイページの合否結果確認画面の表示内容を更新する。なお、補欠者は入学が許可されるとは限らず、合格者の手続き状況により欠員が生じた場合に限り、順次入学が許可される。

 2019年度の早稲田大学一般入試の補欠発表数と繰上げ合格者数、補欠者から繰上げ合格になった割合は、法学部が発表数187人、許可数0人、文学部が発表数313人、許可数69人(22.0%)、創造理工学部が発表数227人、許可数22人(9.7%)、スポーツ科学部が発表数65人、許可数0人、国際教養学部が発表数71人、許可数55人(77.5%)で、計3,170人の補欠者のうち、604人(19.1%)が繰上げ合格した。

 早稲田大学は、法学部と教育学部、商学部、社会科学部、国際教養学部、文化構想学部、文学部、基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部、人間科学部、スポーツ科学部において、一般入試合格者発表と同時に「WEB合格発表システム」で補欠者を発表する。補欠者は合格者ではなく、入学手続者に欠員が生じた場合に入学を許可される。法学部など補欠合格者発表を2回に分けて行う学部は、1回目に引き続き「補欠者」と発表された場合、2回目の発表で再度合否を確認する必要がある。ただし、一般入試(英語4技能テスト利用型)とセンター利用入試の受験者は補欠者の対象にはならない。

 なお、補欠者が繰上げ合格になるとは限らず、正規合格者の入学手続状況により欠員が生じた場合に限り、順次入学を許可するもの。年度による変動が大きいため、過去の実績は参考程度にしておくのが望ましい。
《工藤めぐみ》

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