文部科学省が2020年2月20日に発表した国公立大学一般入試の確定志願状況によると、志願者数がもっとも多いのは「千葉大学」1万212人、志願倍率がもっとも高いのは「山陽小野田市立山口東京理科大学」13.83倍であることが明らかになった。 2020年度国公立大学の入学者選抜(分離・分割方式による一般入試)2次試験の確定志願状況と倍率について、国公立(前期・後期・中期)合計は171大学592学部の募集人員10万146人に対し、志願者数が43万9,565人で、志願倍率が4.4倍。なお、国際教養大学と新潟県立大学は、独自日程による試験実施のため、志願状況に含まない。 大学別に見ていくと、志願者数は「千葉大学」が1万212人ともっとも多く、「北海道大学」9,752人、「神戸大学」9,315人、「東京大学」9,259人、「大阪府立大学」8,089人が続いた。上位5大学の中で大阪府立大学以外の4大学は募集人員が2,000人以上だった。 一方、志願倍率は「山陽小野田市立山口東京理科大学」が13.83倍ともっとも多く、ついで「公立諏訪東京理科大学」13.80倍、「下関市立大学」12.46倍、「釧路公立大学」11.32倍、「奈良県立大学」11.30倍。上位11大学はすべて公立大学が占めた。国立大学で志願倍率が高いのは、「旭川医科大学」8.22倍、「東京芸術大学」7.87倍、「電気通信大学」6.76倍など。上位18大学は1,000人以下の募集人員に、7.21倍~13.83倍の志願者が集まっている。 志願者数と志願倍率の上位20大学は次のとおり。◆2020年度 国公立大学一般入試 志願者数(上位20大学)千葉大学 10,212人北海道大学 9,752人神戸大学 9,315人東京大学 9,259人大阪府立大学 8,089人東京都立大学 7,885人京都大学 7,699人横浜国立大学 7,581人大阪大学 7,462人富山大学 7,312人九州大学 7,241人広島大学 6,616人静岡大学 6,580人信州大学 6,383人高崎経済大学 6,228人新潟大学 5,974人埼玉大学 5,841人筑波大学 5,806人兵庫県立大学 5,800人東北大学 5,738人◆2020年度 国公立大学一般入試 志願倍率(上位20大学)山陽小野田市立山口東京理科大学 13.83倍公立諏訪東京理科大学 13.80倍下関市立大学 12.46倍釧路公立大学 11.32倍奈良県立大学 11.30倍島根県立大学 11.22倍岐阜薬科大学 10.40倍奈良県立医科大学 10.18倍高崎経済大学 9.16倍岡山県立大学 9.13倍都留文科大学 8.91倍旭川医科大学 8.22倍三重県立看護大学 8.12倍尾道市立大学 7.96倍東京芸術大学 7.87倍福井県立大学 7.80倍大分県立看護科学大学 7.78倍新見公立大学 7.21倍大阪府立大学 6.94倍秋田県立大学 6.77倍